ジェミロボ
ネオミャウ太
第1話
○マルハート家(昼)
ここはマルハート家、父、母、双子の兄妹が住んでいます。今日も双子の兄弟は趣味のロボット(ムーブワーカー)について語りあっています。
サーリー「にいちゃん、今日、あのパーツが届くって」
ヒューリィ「なんだよ、あのパーツって」
サーリー「それはきてからの秘密だよ」
サーリーが笑っていた。
ヒューリィ「そういえば、進学先どうするんだ、俺は当たり前にムーワ学園にするけど」
サーリー「そんなの当たり前にムーワ学園にするに決まっているでしょ。整備士になりたいからね」
そう言うと笑い合う
○マルハート家(夕)
ロボットについて語りあっているとドアのチャイムがなる。
サーリー「パーツがきたのかな」
ワクワクしていた。すると下から
母親「サーリー当てに荷物よ、重いから自分で持って行きなさい」
そう言ってきたので双子は下に向かう。
○同時刻、マルハート家
パーツを自分達の部屋へ運び俺たちは早速ダンボールを開けた。すると中にはエンジン部分のパーツが入っていた。
ヒューリィ「何、このパーツ?」
サーリー「ホント、にいちゃんはパーツが分からないね」
笑ってくる
ヒューリィ「俺は完成された機体とか操作性しか興味ないからな」
サーリー「もーおにいちゃんそれはもったいないよ、パーツあっての機体だよ」
頬を膨らませてくる
ヒューリィ「分かったよそれでそれは何のパーツなんだ」
サーリー「これはねムーブラントのエンジンパーツだよ」
ヒューリィ「ムーブラントって重くて、機動性が無い奴だろ、なんでそれを買っ たんだよ」 サーリー「ムーブラントはね今のムーブワーカー略してムワの基礎になった機体なの、それを馬鹿にするなんてどういう事、にいちゃん最低」
サーリーがヒューリィを睨みつける。ヒューリィはそれに気圧され
ヒューリィ「おう、何かごめん」
サーリー「そんな心のこもって無い謝罪なんていらないもんね、良いよねる時に絶対にムーブラントの良さを説明してあげるから」
そう言われたヒューリィは今日は寝れないなと落ち込む。
○国立ムーワ学園校門前 筆記試験前
双子はムーワ学園に試験を受けに来ていた。双子は緊張をしながら
サーリー「にいちゃん、試験だけど大丈夫?」
ヒューリィ「筆記以外ならいけるよ」
サーリー「私も筆記以外なら行けそう」
双子は頷き
サーリー「私は整備科受けるからこっちに行くよ」
ヒューリィ「じゃ、俺は操縦科だからこっちだな」
2人は別々の校舎へと入って行く。
○国立ムーワ学園中庭 試験日 (昼)
双子は昼休憩で一緒に食事をしていた。
ヒューリィ「お前、試験どうだったよ」
サーリー「一般教養以外なら自信ある」
ヒューリィ「まじか、俺は全然駄目だ」
サーリー「なら入れるのは私だけになるかもね、にいちゃんは私の事を一生羨ましく思ってなさい」
悪戯っ子の様に笑った
ヒューリィ「お前な、励ましてくれよ」
サーリー「分かった、分かった、精々頑張って」
ヒューリィ「一言多いって」
○国立ムーワ学園操縦訓練所 操縦試験前
ヒューリィは緊張をしてキョロキョロしながら試験を始まるのを待っていた。すると
ノール「私はノール教官だ、今回の試験官である。
早速だが君たちには生死を賭けたバトルをしてもらいたい」
試験会場が静まり帰る。
ノール「ごほん、ごほん、冗談だ。
まあそのくらいの覚悟でやってくれと言うわけだ。
じゃ早速2人組を作ってくれ、組んだ相手が対戦相手となるので
慎重に選ぶ様に」
周りが続々と2人組を作り始める。
○国立ムーワ学園整備練習所 整備試験前
兄に強気な事を言っていたがサーリーも兄の様に緊張していた。
セール「皆んな、宜しくな、整備科教官のセールだ。今日はお前達の整備技術を見たい。
まあ安心しな、そんな難しい事は求めて無いし、
出来なくても落としはしない、君たちは此処に整備を習いに来たんだからな、
私は君たちの熱意が見たいんだ、そこんとこ、宜しくな」
○国立ムーワ学園操縦訓練所 操縦試験前
周りが続々と2人組を作る中、ヒューリィは動けないでいた。実はヒューリィは人見知りで組みを作るのが苦手だったのだ。そんな中1人の男がこちらにやってくる
エート「君も組みを作れず困っているのかい、実は僕もなんだ」
爽やかに笑いかけてくる
ヒューリィ「そうなんですよ、実は2人組を作るのが苦手でして」
エート「そうだったのか、俺はこういうのは苦手じゃ無いんだが、
どうやら僕はムワの経験が豊富って噂が流れてしまっていてね
誰も僕と対戦をしようとしないんだよ」
ヒューリィ「凄いんですね、知りませんでした」
エート「知らないのかい、まあ良いさ、所で対戦相手になってくれるかい」
ヒューリィ「その、俺では良い対戦が出来ないと思いますよ」
エート「大丈夫さ、僕は最新鋭のムワしか乗った事が無くてね、
今回の試験で使うムーブラントに乗った事が無い、
だからそこまで差が出ないと思うよ」
ヒューリィは少し考え込み、頷き
ヒューリィ「分かりました。胸を借りるつもりで挑みますね」
エートは笑顔で頷き
エート「では決まりだね。対戦を楽しみにしているよ」
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