カクヨムでの成功とは？

カクヨムでの成功とは？

　カクヨムで成功したい、という思いの人は多いと思います。ですが、その「成功」の定義は人それぞれです。現在、カクヨムコンテスト10が開催中ですから、「受賞して、出版されて人気作家を目指す」というのが、成功という方もいるでしょう。かなり狭き門ですが。

　受賞はかなり難しいです。次に皆さんの目指す成功は、自作がヒット作になることでしょう。この思いは至極まともで、私も思うところです。ヒットするについても、人それぞれの感覚があります。100万PVが成功という人がいれば、1万PVが成功だという人もいるでしょう。

　成功の定義は人それぞれ。これは、理解いただけたかと思います。

　成功を目指すことは、いいことです。何事も目標は大きい方がいいです。ですが、目標ばかりに気を取られると、大変な落とし穴に落ちます。

　たとえば、1万PVを目指す人がいるとします。この人にとっての成功の形です。仮に目標を達成したとしましょう。その後は？　おそらく、2万PV、そして、さらに上を目指すと思います。次の目標を目指すのは自然なことです。私もそうです。ですが、何事にも頭打ちがあります。目標を高く掲げすぎると、上手くいかないことに苛立ち、せっかくの趣味である執筆が楽しくなくなります。

　何も、上を目指すなとは言いません。しかし、思考を変えることはできます。つまり、成功しないことを嘆くのではなく、上手くいったことだけを考えるのです。私のモットーの一つは、「幸せの数を数える」です。1人でも感想を書いてくれたら、それだけで幸せです。物語の一節を褒めてもらえたら、それを大切にしましょう。失敗より、成功したことだけを数えましょう。その方がメンタル的にもいいです。ネガティブ思考は負のループへの入り口です。

　最初は誰しも、自作が読まれるか不安で仕方がありません。そんな時に一人でも読んでくれたら、それはありがたいことです。人間は承認欲求が強い生き物ですから、そこから先を目指してしまいます。そんな時は初心に帰りましょう。自作を読んでくれた人に感謝をしましょう。

　だからといって、星やPVの数値だけを追ってはダメですよ。

　目標は大切ですが、上手くいったことを数え、初心の感謝を忘れないことが、楽しく執筆を続ける秘訣です。

　今回は執筆にあたってのメンタルのコントロールについてでした。半分自戒です。あなたの作品を待っている人は必ずいます。楽しんで書き続けましょう！