このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(86文字)
すべての兵器は戦争で勝利することを目的として開発され、勝利の代償として兵士の生命を支払いながら使用される。本作品は戦闘機のテストパイロットと開発に携わった技術者の矜持を描く骨太の歴史小説である。技術者の燃えるような信念と、テストパイロットの静かな矜持がきわだつ秀作。
どうしようもない時代に巻き込まれていく技術者とテストパイロットの、やるせないけれど誇らかな行動に胸打たれます!