〖1分で読める〗彼氏が鈍感すぎてエッチしてくれないから催眠アプリ使ってみた
YURitoIKA
彼氏が鈍感すぎてエッチしてくれないから催眠アプリ使ってみた
私の彼氏は超が付くほど鈍感だ。私がどんなに誘惑しても、一向にエッチしてくれる気配がない。
この部屋暑いね、からの上着脱ぎ脱ぎ下着見せ見せで大抵の男はたじたじになるのが常識だろうに、私の彼氏は「そうなんだ」とニッコリ微笑んでクーラーを付けやがる。
計算し尽くした転び方で彼にパンツから覆いかぶさった時「あ、これユニクロで見たことある」だなんて言われた時は脛骨へし折ってやろうかと思った。
そんな鈍感な彼とエッチをするために、私は強硬手段に出た……!
催眠アプリ……!
そう。同人誌とかでよく見るアレ。まさかのFANZAのブラックフライデーセールで売っていた。ブラックジョークにも程がある。
「●くんこれ見てっ、面白いアプリ見つけたの」
「ん? なになに」
かかった……! 催眠アプリ起動っ。
キュィィィン。
「まって」
「へ?」
私のスマホから目を逸らし、私の瞳を覗き込む彼。ま、まさかバレた……?
「●ちゃん……それさ」
「ぜぜ全然怪しくないからッ、これっ、ガクトもローランドもオススメしてたアプリだからッ、超バズってるからッッ」
「エッチの匂いがする」
「は?」
「催眠アプリにかかった僕は●ちゃんの言いなりになって好き勝手されるけど、命令以上のことを僕がおっぱじめて、●ちゃんがあられもないことになる。ハッシュタグを付けるなら男性受け女性受けどっちもって感じ。うん。そんな感じだ」
「は?」
「ねぇ……、●ちゃん。これ、●ちゃんにだから、言うよ。とっても恥ずかしいことだけど……いい?」
「はぁ」
「同人誌マスターなんだ、僕」
「は?」
「毎日100冊は読んでる。毎日五回はオナニーしてる。DLsiteの人気レビュアー1位も僕なんだ」
「は?」
「それだけに……もう、普通のシチュエーションは飽きたんだッ。興奮……しなくなったんだッッ。だからごめん、そういうのも、もう興奮できない」
「…………」
「ごめん」
「…………ねぇ、普通にセックスしない?」
「…………。する」
/おわり
〖1分で読める〗彼氏が鈍感すぎてエッチしてくれないから催眠アプリ使ってみた YURitoIKA @Gekidanzyuuni
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます