エピローグ

「これを証拠に出すのはやめないか? あまりに強力すぎる」

 パソコンを閉じながら検察がいう。

「ああそうしよう。私はそういうのは信じないタチなのだが、どうもこれには怨念がこもっている」


 二人は晴れた空を見上げた。


「ああそうさ。なんてったって2世分、二つの命をかけた怨念だから」


 と声が聞こえた気がした。

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本とニンゲン殺戮事件 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

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