アニメーションを書き起こそう!
物語の冒頭のイメージと、ラストのイメージが何となく固まったところで、さあ! ではどんな話しにしよう? と考えました。
え? ラストを決めたくせにどんな話しにしようとは?? とツッコミの声が聞こえてきそうです(笑)
世界の雰囲気を決めて、好きなキャラクターを作って、キャラを世界に投入し、脳内アニメーションを再生!!
……ここで東雲の脳内アニメーションがどのような感じかということなのですが……本当にフルのアニメーションです。『鬼◯の刃』くらいの精度は出てませんが、そうですねぇ……『魔法◯いの嫁』のシーズン1くらいの精度のアニメーションで脳内に流れます。
音、自然のざわめき、キャラクターの声もフルボイスで。
なぜそんなものがキャラクターを投入しただけで脳内に再生されるのかは説明ができません(笑)想像力のなせる技か……?? それがある意味東雲の持っている唯一の才能なのかも?(笑)
『アルカーナ王国物語』の場合、冒頭とラストの一部が最初に脳内アニメーションでイメージできました。
で、なんで主役のイルは森の中を疾走してるんだろう? と想像。
ラストはお城らしき所で仲間らしき人達と楽しげにしていたけれど、冒頭は違うみたいだぞ……?
緊迫した状況……あ! 自分のふるさとを誰かに襲撃されたとか? じゃあ、狼の姿に変身して一人逃げおおせるんだ!!
…………みたいな感じで連想ゲームの様に想像を膨らませ、それをまた脳内でアニメ化。忘れない内にそれを文章に書き起こします。
はじめは話の順番通りに書いているわけではなく、断片的なシーンを想像して脳内でアニメ化できたものから文章に書き起こし、辻褄が合うように間を繋げていっています。
妄想が進んでいくと、印象的なシーンや書いてみたいシーンがポンっと頭に浮かびます。
例に上げると(未読の方にはわからなくてすみません💦)ガヴィが黒幕に斬りかかられるシーンやイルが元の姿に戻るシーン等、「こんなシーンを入れたいなあ!」というものを先に脳内でアニメーション化し、そこに繋げるように話を書いていくのです。
冒頭森の疾走シーン
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ガヴィの屋敷で追いかけっこ
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ガヴィが黒幕に斬りかかられるシーン
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イルが元の姿に戻るシーン
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ラストのバラの庭園でのシーン
図で書くとこんな感じで、矢印の部分をまた細かく想像を膨らませてアニメ化していく感じですね!
アニメ化→それを文章に書き起こす作業を繰り返し、ある程度文章が溜まったらそれを繋げます。順番を入れ替えることもあります。
……こんな調子で書き進めていくので、実は東雲プロットというものを作っておりません。
プロットと執筆が同時進行……というような感じでしょうか。
筆がのってくると次から次へとアニメーションが頭の中を流れていきます、なのでそれを必死に書き留めることになります。
テレビで見るような速度のアニメーションで映像や台詞が流れていくので、風景描写や細かいところが書き留められず、とりあえずキャラクターが発したセリフだけを書き留めて後で間の描写を埋めたりしています。
調子に乗りすぎると仕事中なんかも延々と頭の中をアニメーションが流れます(笑)
東雲の仕事は仕事中にスマホを全くいじれないので、脳内をぐるぐる回るアニメーションに「ちょっと待って!! 今書けない! 忘れちゃう……!!」と焦りながら休憩時間まで悶々とし、休憩時間にスマホに必死に打ち込む……と言う作業を繰り返す羽目になります(^_^;)
なので、『アルカーナ王国物語』のシリーズ1は勢いのままに三分の二程はスマホからの執筆で確か一月半ほどで書いたと思います。
とりあえずスマホに書き起こす、自宅に帰ってからパソコンで手直しする……の繰り返しで、しかもシリーズ1は毎日娘が続きを楽しみにしていましたので、Googleドキュメントを娘と同期していたので、学校から帰宅した娘が読めるように、帰宅するまでになにか仕上げなくては……! と追われるように書いていました(笑)
執筆中はどっぷりその世界のアニメーションに脳内が支配されるので、他の作品を考えることが出来ません。頭の中にキャラクターが住み着いている感じです。
同時に何作も並行して書ける人……信じられない!!
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