第4話 ウルティレジス町


あの後盗賊は隣町のギルドが潰すためにやったことがわかり。

そのギルドは地方警察に取り押さえられた。


重症な俺は翌日、目を覚まして起こったことを聞かされた。

ミレアはずっとそばにいたらしい。

ルナと屋台のところで僕の分まで買って来てくれた、目が覚めないかずっと待っていたらしい。

隣にいるルナがコブがあるけど、俺の夕食をたべようとしたのかな?ミレアが振り向いた瞬間ビビっている。


回復しギルドをうろうろしていた。

盗賊が素っ裸で土下座している。

どうしたんだろ?


「ルナ?この盗賊はどうしたの?」

「盗賊なんて見えませんよ。奴隷ならいますが」


ルナ…一体何をしたのやら。

いやギルドの姉さんがやったのかもしれない。

姉さんが通った瞬間。


「我らは奴隷、このギルドのため命をかけて働きます」

と言い出している。

何したらこうなる?

それはさておき、お姉さんが何かを持ってこっちに来た。

「少ない物ですが、大金貨10枚です。」

「どこからそんな大金を!」

「奴隷ども、いや失礼。元盗賊どもが命と引き換えに差し出した物です。」



この姉さんこわい、なぜかって言われたらこのことをすっぐい優しい声でいうだよ。

命乞いで貯まったがお金を使うのはちょっと気が引く。





ってな訳で俺らは旅を始める。

一年の努力で45枚の大金貨を手に入れた。(400万)

まずは、商業の街ウルティレジス町へ行き需要のある物を探す。


目指すは、商業都市ウルティレジス町。

俺とルナ、ミレアでギルドでお世話になった人に挨拶をし出発した。

「先生、お姉さん今までありがとう。」

「こちらこそいつもありがとうございます。良い旅を願っています、気をつけていってらっしゃいませ」



ウルティレジス町へ行く際にミレアが聞いてきた。

「ウルティレジス町ってどんなとこ?」

「この大陸の真ん中にある最も賑わっている街だ、見たことはないが巨大な要塞なんだって」

「要塞みたいな町!...早く見てみたいね」

「そうだな。ルナは、行ったことある?」

「…ん?ムシャムシャ」

と俺の弁当を美味しく食べているではないか。




「よいしょっと」ってな訳でルナを馬車に引きづりつつ俺らはウルティレジスに着いた。

着いた時には日が沈みだしていた。

検問所を抜け、早速町中の宿をまわり泊まれるところを探す。

日が沈んだころやっと見つけた。


「712号室の鍵です。お困りの場合はまたお越しください、ではおやすみなさいませ」


チェックイン完了。

ふーやっと休めれる。


「フェルナンド、ー質問があるんだけど」

「どうしたミレア?」

「ルナはどうしたの?」


しまった検問所で忘れてきた。

検査中にひもが切れちゃったからな。

まっいいや。

どうせ酒場とかでうろついてるだろう。

問題はどこの酒場にいるかだね。

と言う訳で俺らはそこら辺の人に聞きウルティレジス中央酒屋に向かった。

酒屋は3階建ての木製建築である。

放り出されたが二、三人転がっていた。

治安悪そう。


扉を抜けるとものすごく賑わっていた。

70人以上いる。

座るところがないほど埋まっていて床に何も落ちていないほど治安は良かった。


取り敢えず二人でカウンターへ座り飲み物を注文した。


「いらっしゃい、見ない顔だな旅人か?何しにきたんだい?」

「商売を始めたくて情報集めをするために来たんだ」

「フェルナンド、ルナを探しに来んじゃなかったの?」

「そうだった。この辺で赤い髪の剣士を見なかったか?」

バーテンダーは後ろを指さした。

見れば大きく盛り上がっている。

酒飲み大会が開催されているようだ。

挑戦者がぶっ倒れて外に追い出される。


「すげなー嬢ちゃん。これで113杯目」

「うっめー」


ルナは知らない間に酒飲みの新記録を出す酒の王者になっていたのだ。

この大会のルールは一つ、どっちかが倒れるまで飲む。勝てば無料、負けたやつは全て払い、追い出される。


「13勝0敗、続いては次の挑戦者はマヌエル・コメル・シアンテです」


何をやっているのやら。バーテンダーは聞いた。


「その子を連れてここに来ていいのか?夜中の酒場だぞ」

「宿において置いておくのも逆に危ないと思ってね、夜ご飯も食べてないし。ミレアは何がいい?」

「オムライスがいい」

「決まり、オムライス二つお願い」


旗付きのオムライスはやっぱいいよな。


「さーて、続いて20杯目。おーっとルナ選手ダウン、スリー、ツー、ワンko。コメル選手の勝ち」


食べ終え外を見るとルナが酒場から追い出されていた。

ニッコニコで寝てる。


「こいつどうやって持って帰る?ミレア」

「こまりましたね」


背中に乗せても重くてひっくり返る。

ルナのつけてる装備軽く見えて20キロはあるぞ。

「大丈夫かい?手伝おうか?」

とさっきルナに挑んだやつが運ぶのを手伝ってくれた。


「にしてもこいつすごいな133杯も飲んでたんだぞ」

「たまに僕も人間なのか疑うんですよ」

「魔族だったりしてw」

「それだと怖いです」


と彼と冗談を言いながら仲良くなった。

彼の名前はマヌエル・コメル・シアンテ。(呼ぶ時はコメルで呼ぶ)

同じく商人をやっているいわゆる先輩って訳だ。

近くの市場で店を構えてるからきてみなよ誘われた。


コメルのおかげでルナを宿まで運べた。

感謝を俺らは宿に戻り、ルナをソファーに寝かせて俺らはベットで寝た。



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仲間を間違えた商人フェルナンドと隠された帝国の秘密 宙道123 @tyuudoukennta

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