窓に映る人

天川裕司

窓に映る人

タイトル:窓に映る人


電車に乗って居た時。

トンネルに入り、向こうが暗くなってから

車内に居る人たちの様子がうかがえる。


その時、めちゃくちゃ美人が

俺のすぐ後ろに居たんだ。

俺は昔から奥手な性格だったから

その人の方を真っ直ぐ振り向く事はできない。

でも電車を降りしな、

チラッとその人の方を眺めた。


「おぉ」と心の中でうなるほど、

やっぱり絶世の美女。


(別日)


そしてひょんな事から用事で

都内の高層ビルを訪れることになった。

そのビル内には

夜景が見えるエレベーターがついており、

ぎゅーーんと上にのぼりながら

透明の囲い窓から街の全景を見渡せる。


時間はもう夜。

エレベーターに乗った時、

1人だけまた美人が居た。

他はみんな男で、

ドアや階表示のランプを見て立って居る。

その中に紛れるようにして居た女性。


ポケットの携帯が鳴り、少し顔をそむけ、

俺は夜景を見る姿勢を取ることができた。

エレベーター内は照明がついてる事から

電車の時と同じように、

その窓に反射してエレベーター内に

乗って居る人の様子をうかがえる。


その時またチラッとあの美人の様子を見たんだ。

「おぉ〜」やっぱりうなるほどの美人。

ただその女(ひと)は、

顔を真っ直ぐこちらに向けて立って居た。

振り向くと、

みんなドアの方を向いて立って居たのに。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=F3AJyEVmE38

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窓に映る人 天川裕司 @tenkawayuji

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