第4話 4人目の推理

俺の名は、獅子髪雷音ししがみらいおっと

不良探偵の中の探偵。

ベスト・オブ不良探偵。

これまで鑑賞してきた事件は1000を超える。

村人は皆、俺を讃え、賞賛し、憧れを胸に抱く。

世界人気探偵ランキングはまさかの圏外。

ついたあだ名は、『田舎のヤンキー』。





倒れている彼奴きゃつは家族ではない。

だちでもなければらいばるでもない。

赤の他人ぴーぷる



彼奴の腹は膨れ上がり、けつから固形物が出ている。

口論の末、トイレに行けず御臨終という線が濃厚。

俺の推理は、いままで一度たりとも外したことはない。



つまり、俺以外の3名が怪しい。

彼奴らは、嘘をついている。


オラオラオラオラ。

やんのかコラァ。

俺の正拳は天をも貫くぞ。


俺は、最強だ。



「世界一んめぁプリンはばっちゃのプッチンプリンだ!!」

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