第3話 3人目の推理

私の名は、愛人形アイドール

AI探偵の中の探偵。

ベスト・オブAI探偵。

これまで記録してきた事件は1000を超える。

人間は皆、私を讃え、賞賛し、憧れを胸に抱く。

世界人気探偵ランキングは驚異の3位。

ついたあだ名は、『アイドル』。





倒れている人間(男)は家族ではない。

博士でもなければ研究員でもない。

赤の他人。



人間(男)の両手には、4種の固形物が握られている。

口論の末、わざと握らせ身動きをとらせなかった線が濃厚。

私の推理は、いままで一度たりとも外したことはない。


つまり、私以外の3名が怪しい。

あの人間達は、嘘をついている。


低知能如きが騒ぎ立てるな。

未来はこの私の手にある。

さぁ人間よ、恐怖せよ。


私こそ、理だ。



「世界で一番おいしいプリンは焼きプリン!! 」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る