モノゴトコドモ。

「…何で手挙げてるの?」

「お前が何してくるか分かったもんじゃないから。急に『一緒に学校行こッ!!』って。」

「…白石君、もしかして:陰k…」

「ソレ以上話すなら俺は女にも手を出すことを厭わねぇ。」



明日から夏休みのこの日。

修了式があるだけなのに、何故学校へ行く必要があるのか。

分からぬまま二人で歩く。



「んで、結局今、頭は大丈夫なのか?」

「その言い方妙にムカつくね?…医者には大丈夫って言われたし、大丈夫なはず。」

「そうか。これにこりたらそのアホ程動く体を、大事な頭で制御してやれ。」

「…一々嫌味ったらしいねぇ、白石君は。」



しょうがないだろ。コイツラ五月蝿いガキと一緒に生きてんだから。無意識に面倒なヤツラに対するスルースキルが…

…特にばぁちゃんが逝ってから、暇になったヤツラが更に視えてきたから、たまったもんじゃない。



…まぁ、でも。賑やかだし。最近割と楽しいって感じてるかも。

割と。



(シュワアワ…!!シュワ!!)



うわウゼェ…。調子付きやがって…

何ニヤニヤしてんだ…。オマエラの一番やな所、そこだぞッ!

俺は、右手に持ったペットボトルのキャップをひねって開け…



グビグビィ!!!



(しゅわっわあわあ?!)



フフン。思い知ったか。人間様舐めんなよ?



「あ〜…可哀想。ヒドイんだぁ。白石君。ショタロリをサイダー詰めして飲み干すなんて。」



その様子を白けた目で見るゲンキっ子ちゃん…。



って…ん?



んんん??



「お前ッ…!?まさか視え…」

「フフフ…君と病院でお話してたらいつの間にか、ね♪」

「…(呆然)」

「いや〜これが白石君の見ていた世界かぁ…すっっごく、オモシロイねコレ!」

「ソウデスネ…」



ふぅ〜…。

どうやらよりデカくて厄介な奴が増えちまったようだ…

とにかく秘密にさせないと…俺の今後の人生に関わる…




「あ!後、お前じゃない!私は『吉野鏡花』っていう名前があるの!ちゃんと名前で読んでよねっ?」




…ま、そのことはおいおいで。




「ハイハイ。分かったから行くぞー」




俺は今日も生きる。

身の回りの不思議なヤツラ。




モノゴトコドモ小さくて不思議でうるさいコイツラ』と共に。




(シュワ!!)


____


これで最終回。やっと自分の作品を完結できました。

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モノゴトコドモ。〜小さくて不思議でうるさいコイツラと〜 COOLKID @kanadeoshi

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