第19話

「お~っと。取っちゃだぁめ。」


考え事してる隙に洗濯バサミを取ろうとした里穂の手を掴んだ。


悪い子だ。



「‥‥楓‥い、痛いよっ」



「そう‥?じゃあ取ってあげるよ」



ーーーー‥グイッ



「い、痛い!痛い‐!!」


俺は洗濯バサミを摘むと強く引っ張った。


「あ~、乳首のびてる~」


洗濯バサミがとれない様にわざとギリギリまで引っ張って傷めつけてやる。


「取れないねー?里穂の乳首は洗濯バサミ好きみたいだよー?」



「あ‥‥‥あう‥!」



「‥でもさ、もう濡れてるんじゃない?‥だってさ、きゅうりぶっこまれて濡らしてたし?」



俺の言葉に里穂は一瞬にして赤面した。


「恥ずかしいの?中田に見られてるから?」


ーーーー‥羞恥心なんて捨てちゃいなよ。

これからもっと恥ずかしい目に遭うんだからさ。





「中田。目ぇ逸らしてないでこっち見な。」


中田は視線を下に向けて里穂を見ようとしない。



「里穂、お前はこっちに来い!」


「ゃあああっゃああああっ‥」


髪の毛を引っ張っりベッドの端に引き寄せると背後から脚をエム字に開かせた。


 ‥そう、中田によく見えるようにだ。


顔を上げて、無理矢理エム字開脚をさせられる里穂を見て中田は目見張った。


「…いゃあああ!中田君っ見ないでええ!」


「た……頼むからやめてくれよお!お前頭可笑しいよお!」



 …ずっと思ってたけど何も出来ない癖に口だけは達者な男だな。

綺麗事をほざく偽善者め。





 「‥里穂中田にナカまで見える様に自慰してみろよ。」


ひそっ両脚を背後から持ったまま里穂に耳打ちをした。



「じ‥‥‥‥‥い?」



「手淫って言ったら解るの?」



「しゅ…………!?」



「オナニーだよ。」



「‥‥‥!!や、やだあっ‥!‥ごめんなさいごめんなさい楓っ」




 やっと自慰の意味が解ったのか里穂がふるふると頭を振った。

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i need you りさの伊柚 @risanoiyu

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