第18話

「この糞変態が‥‥‥!!」



背後から中田に罵声を浴びせられても気にせず俺はベッドに腰掛けた。




変態なんて言葉、もう聞き慣れている。

 ーー‥だって本当に変態だもん。




「里穂!‥に、逃げろ‥‥!」


「な、中田く‥‥」

里穂は辺りをキョロキョロと見回すと立ち上がろうとした。


「そうはさせないよ」



逃げられない様に里穂の肩をガッチリと掴んで押さえつけた。


「ゃ‥‥‥‥ゃあああ!」


「今から俺が与える快感に苦悶するといいよ」



俺は里穂からシーツをはぎ取ると床に落とした。



そして、枕元のカゴに入れてある洗濯バサミを里穂の右乳首に挟んだ。




「‥ぎゃ‥ッい、痛い‥‥!」




「痛い?‥だって変態だもん♪」



更にもう一つを左乳首に挟む。


「いやああああ!」



「まだ最初はマシだよ。でも後からジンジンしてもげそうになるから」





「やめろやめろやめろよぉぉ!」




 ーー‥ねぇ中田



目の前で自分の彼女が酷い事されてるのに何も出来ないなんてどんな感じ?


憤慨か?痛嘆か?

それとも何も感じないか?



これから繰り広げられるゲームを見ててよ。

1秒たりとも目を逸らさずにな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る