一兵卒から始める魔王討伐(AI生成小説に拙者のしょぼいツッコミ入れてみた)

分太郎(わけたろう)

語り部:ChatGPTさん 脇役:分太郎

「ここは……どこだ?」


 薄暗い石造りの広間。十数名の高校生たちは、見知らぬ空間に突然放り出されていた。机に広げた教科書や、かじりかけのパンも、その場にはない。さっきまで教室にいたはずなのに、状況は一変していた。


(ちゃんとしてますねぇ。かじりかけのパンがどうなったのかは気になりますが――)


「おぉ、召喚は成功したか!」


 豪奢なローブをまとった老人が現れた。長い白髪と髭が揺れ、彼がただの人間ではないことを物語る。老人は全員を見渡し、満足げに微笑むと、厳かに語り始めた。


「異世界より招かれし英雄たちよ! そなたらの力を借りて、我らの宿敵・魔王を討つのだ!」


(おっとぉ!気づかれましたかぁ?ジャブかましてきましたねぇ。まるで老人が自分の手で魔王倒すみたいだぞぅ?老人まさか生涯現役かぁ?いやそもそもあんた誰だぁ?)


 驚きと戸惑いが教室から召喚された生徒たちに広がる。魔法や剣などファンタジーの世界のような話を、本気で言っているのか?


「えっと……俺たちが?」


 リーダー格のような立場にいる田中健太が、老人に尋ねた。健太はクラスではそこそこ目立つ存在だが、特別運動神経がいいわけでもなく、ただ普通の高校生だった。


(リーダー格なのかそこそこなのかようわからん。てか全国の田中さんと健太さんには申し訳ないが、田中健太て。渋めの青春小説かっ)


「その通りじゃ。さあ、そなたらの力を測定させてもらおう。」


(びっくりした。渋めの青春小説肯定されたのかと思った)


 そう言って老人が杖を掲げると、全員の身体が一瞬光に包まれた。各自の目の前に、透明なステータスウィンドウが浮かび上がる。


 田中健太


 レベル: 1


 力: 10


 魔力: 5


 素早さ: 8


 耐久: 10



 他の生徒たちも、ほぼ同じような数字だった。


「え……これって、普通の人間と同じじゃねえか?」


(なんでわかるんだよ。まだこの世界の一般的なステータス知らんだろ)


 健太が驚愕の声をあげたのを皮切りに、周囲もざわつき始めた。ゲームや漫画のように「最強のステータス」や「チート能力」を期待していた生徒たちの表情が一気に暗くなる。


「うむ、これは……うーん、想定外じゃな。」

 老人も困惑している様子だった。


(いや老人、そもそもあんた誰だ)



 ---



 数日後、彼らは兵士として訓練を受けることになった。王国の軍隊に一兵卒として編入され、魔王討伐軍に加わることが決定したのだ。最初は不満だらけの高校生たちだったが、現実を受け入れるしかなかった。


(理不尽の塊みたいな現実)


「おい田中、次の弓の練習、付き合ってくれ。」


 クラスの女子、相原真由美が声をかけてきた。


(女子っ。完全に男友達が話しかけてきたのかと思ったわ)


 真由美は運動神経が良く、弓術の訓練で少しずつ頭角を現していた。


(運動神経いいのに弓術……。たぶんあれだ、足速い系の世間的なイメージとかじゃなく神経伝達が優れていて弓を細かく制御できる的なガチのやつだ)


「お前、ほんと頑張るよな……。」


「だって、やるしかないじゃん。生き残りたいし。」


 少しずつ、彼らは剣や弓、盾の扱いを覚え、兵士として成長していった。そして迎えた魔王城への進軍。


(魔法どこいった、渋すぎだろ)



 ---



 最終決戦の日。


(おおぅ、いきなり最終決戦きたぁ。よっしゃ盛り上がるぅーとはならんならん。あっ、無料プランだから短縮されたのかな……)


 田中たちは最前線ではなく、後方支援の隊に配置されていた。それでも、魔王軍との激しい戦いが繰り広げられる中で、彼らも命を懸けて戦った。


(最終決戦で後方支援部隊は渋いミリタリー映画なのよ。映えないとかいう次元超えちゃってるよ。というか彼ら、たぶん魔王の姿見ることもないんじゃなかろうか)


「田中! 左からくるぞ!」


 真由美の叫び声に反応し、田中は敵の一撃を盾で受け止める。そして反撃の刃を振るう。周囲には他の生徒たちも必死に戦っていた。


(相変わらず真由美がかっこいい感じなのよ。正直……悪くありませんっ)


「これで終わりにする!」


 最前線では、王国の勇者が魔王に最後の一撃を放つ。その瞬間、田中たちもまた、勝利の歓声を上げた。


(いや勇者いるんかいっ!なんで一般人大量召喚しちゃったんだよ。というか健太、最終決戦でひとつもセリフなかったぞ……)



 ---



 戦いが終わり、王城へ凱旋した彼らは、地味ではあったが「英雄」として迎えられた。召喚された当初は普通の高校生でしかなかった彼らも、今では立派な兵士だった。


(いや嬉しない嬉しない。たぶん街道でその他大勢の兵士と一緒に全く愛着ない人たちからわああああぁぁぁって言われてるだけだろ、はよ地球もどせ)


「帰れるんだろうか……俺たち。」


「帰れるさ。でも、ここで生きた証も忘れるなよ。」


(おっ?思ったよりここに愛着あるのかな?というか下のセリフ真由美でいいんだよね?めっちゃかっこいいな……)


 田中たちは微笑み合いながら、次の新しい一歩を考えるのだった。


(いや地球にかえせぇぇぇッ!ひどすぎるっ!あの結局誰かわからん老人引きずり出せぇいっ。)



 ---



(完)



(終わりかいっ。でも続き考えると面白そうかも。これはあくまで序盤で、帰る方法探すために冒険者になるみたいな展開。魔法使いとパーティ組んで魔法教えてもらう、とか。パーティ内で三角関係になったりして……)





 ――さて、AI小説、どうでしたか?


 散々つっこみましたが、僕としてはすげーのひと言です!ここまでできるとはっ。


 最近はもう、AIを使った作品が文学賞を受賞したりしているようですっ。


 AIでアニメも作れるみたいですよ?


 皆さんもっ、楽しくAI活用してみてはいかがでしょうかっ。


 ※企業の回し者ではございませんからね?


 AIにえー愛を、なんつって。





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一兵卒から始める魔王討伐(AI生成小説に拙者のしょぼいツッコミ入れてみた) 分太郎(わけたろう) @to-huku

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