第3話 ウザイナンパ野郎
気持ちの良い目覚め、身軽に立ち上がり確認、むにゅっと・・・健在。
「女の身体のままだな、どうやれば元のジジイに戻れる?いや!女の身体は面白い!このままで何の問題も無い!・・・かな?」
問題を考えてみた。
「立ち小便が出来ん、便所でプルプルでは済まんので後処理にトイレットペーパーの減りかたが早い・・・些細な問題だな、他には・・・この身体生理は起こる?女の状態でないとジジイに生理用品購入はハードルが高い!よし買い物に出掛けよう」
の、前にネットで生理について調べてみた。
「成る程、急な生理対処はトイレットペーパー重ねて当てれば良いのか」
ポケットティッシュを2つ持って「これでもしもの対処は大丈夫だ」
さてブラが無いTシャツ3枚の重ね着これでノーブラには見えんだろう、下は爺の地味なズボンしか無い、パンツはいつものトランクスだが、女の状態なら誰はばかる事無く女性用の服も下着も買える。
ドラッグストアに着いた。
最近は、ドラッグストアに野菜や肉、冷凍食品に酒タバコと何でも売ってる。
堂々とナプキンとタンポン両方と生理用パンティも買った。
※女性の下着をパンティと言うのはジジイなのでしょうが無い。
最近殆ど言われなくなったが、女性のパンツは小さい、パンツ小さい、パンツチイ、パンティとなった立派な日本語だ。
(帰って使い方一度は試して置いた方が良いだろう)
「カノジョ暇?お茶しない?」
何かチャラい男が誰かに言ってる。
持参のレジ袋に詰め込み、店を出た。
「カノジョぅ無視は無いでしょ!」
声が追い掛けて来る?そう言われると、今の私は女だった。
「私に言ったのか?」
「やっと返事してくれた、そこのミスドでお茶しない?」
「いや止めとく、甘い物食うと太る」
ドーナツ食いたいが糖尿病対策、甘味を控える様に医者にも注意されてる。
「カノジョぅ良いクルマに乗ってるね」
ありゃ?まだナンパ男付いてきてる、無視を決め込み家に帰った。
車庫に車を入れ、シャッターを降ろした。
「へえ~、一軒家一人住まい?」
「おい!不法侵入で通報するぞ!」
スマホを出し、110番通報する真似をすると、やっとガキは逃げて行った。
ストーカー被害は、殺されでもしないと警察は動いてくれない。
女の体で暮らすなら、もっと周辺に気をつけないと!女とは不便だな。
しっかり戸締りし、タンポンを使用した。
「?何じゃこりゃ?気持ち良い処か、入れたのに何も感じん?」
チョッとワクワクしたが、肩透かし食らった気分だ。
手鏡で確認、引き抜きヒモが覗いてるので、入っては居る?女のここは意外に鈍感なのか。
※生理用品は、企業努力で使用感違和感の無い様工夫が凝らされて、女が鈍感と言う訳では無い誤解無き様。
ナナフシ擬態TSから猫まで変化する 犬時保志 @ysxyz
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