いじめられない方法

DARA

第一話 自分の罪

 はじめに.

 こんにちは。私は現在高校一年生のdara210です。

 この本は、自分がしてしまったことを基に、どうしたら学校でいじめられないか、いじめられてしまったらどうすればいいか、そしてもし自分がいじめの加害者になってしまったら何をするべきかを説明していきたいと思います。





※これからの文章には、一部過激であったり過去にいじめを受けていた方にはとてもつらい思いをさせてしまうような表現があります。一話を見なくても二話だけで理解できるような内容にしてあるため、一話を見たくない方は、二話から読むことをお勧めします。



 1.中学校時代

 まずは、私がしてしまったいじめについて簡単に説明します。

 中学校時代:自分への疎外感ととm君へのいじめ

 中学校時代の私は、よく授業中に教室から出たりするなど、気に食わないことがあったらすぐに逃げ出してしまうような性格でした。その中で、私のことが気に食わない人に避けられていると感じ、いつも笑顔だけど心の中ではずっとつらい状況でした。そんな自分を守ろうとしたことがいじめをしてしまった一つの要因なのだと思います。

 私には小学校4年生の時に転向してきて以来、性格が合わなくてずっとけんかしていたm君という子がいました。中学に入って以降、仲間内で避けるような行動をしたり、m君の聞こえるところで悪口を言ったりして、最終的にはm君に謝ることもなく、m君との間に壁があるまんま卒業してしまいました。


2.高校時代

中学校を卒業後、私は将来のことについて何も考えていなかったため、中3のときの担任に勧められた、家から一番近い県で一番偏差値の低いいわゆる底辺高校に進学し、その高校の寮に入ることにました。入学してすぐ、私は周りの同級生や先輩などにコミュニケーションをとることにしました。なぜなら、中学の時のように自分が一人になることがないようにしたかったからです。たくさんの人とかかわる中で、B君という子と出会い、私が元々好きだったHIPHOPの話を通じて仲良くなりました。B君は中学でいろいろな犯罪行為などをし、警察に勧められてこの高校に入ったという典型的なヤンキーでした。その子も寮に入り、自分と寮や学校後の時間はいつも一緒に過ごすニコイチ的な関係でした。

寮の一年生は、私とA君とB君がいました。このAを、僕はいじめてしまいました。Aはいわゆる虚言壁で、周りの人から避けられていて同じよう周りから避けられていたC君といつも一緒にいるようないわゆるボッチでした。

ある日自分がAのスマホが開いてあるのを見て、興味本位で中身を見てしまいました。スマホの中には、とても周りには見せられないような情報(卑猥なもの)があり、その情報を私が寮の先輩やBなどに言いふらし、Aのほうから「一万渡すからスマホのことは誰にも言わないでくれ」と言われ、何の悪気もなくその次の週に1万円をもらってしまいました。その次の週にほかの人が自分よりもっと多くもらっていたことを知り、ほかの人に多く払うなら自分にも多く払えとAに恐喝をしてしまいました。そしてその結果プラスで約5千円もらいました。

その一か月ほど後にD先輩から寮で私物がなくなったと聞き、なんやかんやありその私物を私とBでAの部屋で見つけ、Aの部屋でAを4,5人で囲みお前がやったんだろと脅し、その中で私が「D先輩に詫び代払えよ」と言ってそのまま話し合いはお金を払う方向で進み、最終的にAがD先輩に約2万払うことになりました。


3.なぜこうなったのか

私がこのようなことをしてしまった理由は、二つの要素があると感じています。

一つ目は、自分が中学校時代に一人ぼっちだったことによるコンプレックスから、自分がまた一人ぼっちにならないように、逆に誰かを一人ぼっちにすることで自分の居場所を作ろうとしていたのだと思います。

二つ目は、自分なりの正義感を振りかざしてどうにか誰かのためになろうとしていたところがあるのだと思います。


4.最後に

いろいろ言いましたが、いじめは絶対してはいけない許されざる行為です。私はこれからずっと相手に対して何をすべきか考え続けないといけません。

どうか、今いじめをしている人がいるのなら、やめてください。相手や相手の周りの人だけじゃなく、自分の周りも悲しい思いをさせることを考えてください。そして、今自分が何をすべきか考え続けてください。

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