この作品は、特定の思想の善悪を一元的に切り捨てているものでも、また、それを礼賛しているものでもない。例示された「病人ゼロを望む思想」というのは、本来は人を救うものであるかもしれない。しかし、それが暴走するとどうなるか。そのプロセスのメカニズムを、この作品からじっくりと読み解いてみたい。
医学部を目指すものとしてこういうテーマは大事ですね。小論文でもよく優勢思想について問われますし