第2話 並行世界

【涼殿、緑茶🍵がほしいんじゃが】


フェザー、こいつは!!いきなり現れて、


【現れてそうそうに、図々しいな】


りあは、


【涼くん!!失礼でしょ。私が入れますね】


【りあ殿、相変わらずべっぴんさんじゃのー、正確まで、べっぴんさんじゃな】


 もう、好きなようにしろ。俺のプライバシーなんてあったもんじゃ無い。


で、何の用だ?フェザー。


【それでじゃ、本題じゃが、わしの未来じゃが…実はの〜平和なんじゃ!!】


引っ張る内容じゃないだろ。


でも、良かったな。フェザー。


【みんなのおかげじゃ。フェニックス🐦‍🔥、りあ殿、その他みんなの。感謝じゃ。今日はその報告だけに来た訳じゃ】


りあは、フェザーの手を握り、


【フェザーさん、本当に良かったですね!】


【ありがとう。本当にありがとう、じゃ、わしは帰るぞい!!それ!!おっ?】


※ドスン※ 痛ーーーーー、もう!!やだ!!


今度は、ルー!!


【ルーちゃん、フェザーさんの未来が…ルーちゃん、えっ?どうしたの?ルーちゃん!!】


ルーは、うつむいて、


【アーン😫、私の場所がーー!!!】


【ルー殿、どうしたのじゃ?】


【フェザーさん、何も無いの!!】


どういうことだ?何も無いって?


【落ち着くのじゃ!!ルー殿、何も無いとはどう言うことじゃ?】


【だから、何もないんですー。みんなも世界も動物も何もかもいないんですー。アーン😫】


俺も泣きじゃくる、ルーを、落ち着かせて、


【少し飲んで落ち着いて。世界が無いとは?】


※ズー※ あっつい!!


【アチチ…これ熱すぎる!!ふー、あのね、私が戻った世界だけど、暗黒の闇に閉ざされていたの。それでね、慌てて見渡して、そうして、この部屋と繋がるホールを見つけたの】


【ホール?わし以外にホールを生成出来るとは?そんなことあり得ないのじゃが?このホールを生成出来るのは聖騎士だけじゃ】


【そんなこと言っても、私も訳わからないし、ここに戻って来れて、安心して…グー💤😴】


ルー、俺の膝で寝ちゃった。


りあは、


【涼くん、寝かせてあげて。ルーちゃん疲れ果ててるから】


フェザーは、


【聖騎士は、わし以外居ないはずじゃ。このブレスレットは一つしか無いんじゃ】


【なぁ、フェザー、あのさ、あんたの未来はあるんだろ?それが最も先の未来だよな。ルーの未来が無いってことはさ、普通に考えて、フェザーの未来も無いよな?】


【そうとも限らんのじゃ。並行世界を作れば道筋は増える。ただ、そんなこと出来るほどの、ふーむ、これは調べるしかないの〜】


せっかく平和を取り戻せたのに。


今度はルーの世界を調べるのかよ。


戦いじゃ無いといいんだけど。




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2024年12月22日 00:00

君は色と踊る(Next story) ラグランジュ @space-time

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