僕が子供の頃に体験した本当にあった怖い話

にゅーめん

ある日の放課後…

僕は、元々友達は少ない方だった。

そんな数少ない友達やネッ友と体験した、奇妙で考えられる話である。



僕は廃墟や墓地、心霊スポットが幼い頃から大好きだった。

そんな僕を気味悪がり、学校のみんなは僕を避けて行った。僕はそんなの気にしない。と心に決めていたが、子供のうちにそんな事があってはトラウマものだろう。


ある日の放課後、僕はいつも通り下校し、ネッ友と一緒に夏休みの間、廃墟を巡る計画を立てていた。

ネッ友ととの計画を立てる時間を楽しみにしていた僕は早歩きで帰っていた所、車の裏にある人影が視界の端に映った。


最初は気のせいかな?とスルーしていたのだが次の車の後ろにも人影が、その次にも…と五台くらい続いた。

僕は気味が悪くなって走って帰ろうとしたら、

その人影があるところから、「おい、見えてんだろ」と。



僕は車の方を見てしまった。人影はこちらを見ているのだろうか。別の方向を見ているように目の焦点が合っていないように見える。

その瞬間、自分の真横を猛スピードで走り抜けていく車が見えた。


僕は驚いて尻餅をついた。人影に対する恐怖と轢かれなくて良かったという安堵が入り混じり何とも言えないような感覚だった。


僕はもう一度人影のいた方向を見たが何もなかったかのように車だけがそこにあった。


あの人影は僕を助けてくれたのか、それとも、車に轢かれ、あっちの世界に引き込もうとしていたのか。

今になっては知る由もない。





ーーーーー人影があったところに振り返る直前、道路の真ん中にもう一つ人影が見えたのは気のせいだったのだろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕が子供の頃に体験した本当にあった怖い話 にゅーめん @izki22

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ