これほどの作品を埋もれさせてはいけない

 鳴り響く剣戟、魔術の炎が焦がす石壁の匂い。
 駆け引きの数々。
 剣闘士の息遣いまでが聞こえてきそうだ。
 おそらく作者は異世界からやってきた元剣闘士に違いない。
 もちろんそれは冗談だが、それほどまでに真に迫っているのだ。
 悩める支配人ミレウスの目的は、ルエイン帝国第二十八闘技場を帝国一の闘技場にすること。先代との約束だ。
 そして、その正体は!そう、我らが英雄「極光の騎士」-ノーザンライト-その人なのだ!
 闘技場の支配人であり、帝都剣闘士ランキング一位の剣闘士の二つの顔をもつミレウスは、血のつながらない親父との約束を守るために日々奔走する。
 ノーザンライトに隠された秘密。巻き込まれる陰謀。天神の巫女シンシア。
 この面白さは読まなければわからない。
 読んでシンシアちゃんの可愛さを是非確かめて欲しい。
 そしてともにシンシアちゃんを讃えましょう。