第9話 わたしはオクトパス

剛力変異獣ネズコング登場

 ギガントシャークは大西洋を航行していた。 

マークは甲板の上でミスティが事前に調達した現地の新聞を読んでいた。

「おい見ろよブレット。こんな記事があるぞ。」

「何だ?」

「大西洋に出たメキシコの密漁船が、内陸で見つかったそうだ。乗ってた連中は木の上に船が引っかかったおかげで何とか助かったらしいが、喋る黄色い大ダコにここまで飛ばされたらしい‥」

「喋る黄色い大ダコぉ?」

「十中八九怪獣だろうが‥喋るとなると‥」

「シャークの仲間だったりしてな。」

「かもな。密漁船を懲らしめたなら、多分いい奴だ。」

 二人がそんな話をしている頃、遠く離れたラスベガスの路地裏では二人の怪しい男によるこんなやりとりが行われていた。

「約束のものは持ってきたか?」

「あぁ。持ってきたとも。コイツはすげぇシロモノだぜ。」

「どれどれ。こりゃ‥」

 差し出されたのは袋に入った白い粉だった。

「コレはアリゾナに現れた怪獣ミノサウルスの角の粉末だ。コイツを吸い込みゃ、怪獣のパワーでスーパーマンになれるかもな。」

 怪獣の体組織を無断で所持、または売買することは国際的に禁止されている。この男は違法薬物の売人だったのだが、怪獣出現により怪獣の体の一部の粉末を麻薬として使えないかと思い、こっそりムーンクリフの町に忍び込んでミノサウルスの角の粉を回収していた。粉末を渡された男は粉を吸い込もうとする。と、その時、

「おい!そこで何をしている!」

 2人は巡回していたラスベガス市警に見つかる。

「ヤバい!サツだ!」

「ずらかるぞ!」

「待て!」

 警官が2人を追いかける。男たちはこの時、粉末を地面に落としてしまった。そして路地裏の側溝から這い出てきた一匹のドブネズミが地面にこびりついた粉末を見つけ、それを舐めた。するとドブネズミの動きが止まり、体がピクピクと動いた。そしてラスベガス市内に閃光が走った。


 ラスベガスに突如として怪獣が現れたという報告がミスティたちに入ったのはそれからすぐだった。

「怪獣が出たのか!?」

「えぇ。何の前触れもなく現れたみたい。」

「よっしゃ行くぜ!」

一行はすぐに船と飛行機を使って現場に急行した。シャークは水中トンネルを通り、ミード湖から姿を現した。

ラスベガスで一行は怪獣と対面した。

「コイツは‥」

 すでに避難が完了した無人状態のラスベガスにいたのは二足歩行で体にまばらに体毛が生えたドブネズミの姿をした怪獣だった。しかし、その体は異常なほど筋肉隆々であり、全身が筋肉の塊のようだった。

「ネズミだ‥」

「ネズミね‥」

「しかもムッキムキ‥」

「こんなネズ公シメてやる!」

 シャークは勇みながら怪獣に向かって突撃していく。しかし、近づくと怪獣はこれまで戦ってきた相手よりも大きいことに気づいた。明らかに40mのシャークより一回り大きく、50m以上はある。

「意外と‥デカいな‥」

 一瞬身じろぎしそうになったシャークだが、突撃していき、その巨体を押し倒そうとする。しかし‥

「ぐむむ‥」

 ビクともしない。巨大で頑丈な城壁に腕押ししているような感覚だ。そして敵は巨大な腕でシャークの背鰭を掴み、そのまま投げた。

「ぎゃっ!」

 シャークは煌びやかなネオンのビルに叩きつけられる。しかし、再び立ち上がり、敵に向かって突撃していく。

「うおおおお!」

 それを見た敵は頑丈な拳を振り上げる。

ヂュィィィ‥

怪獣は軽く唸るとその巨大な拳で向かってくるシャークに強烈なアッパーカットを浴びせた。

「ぬわぁぁぁ!」

シャークは叫びながら再び同じところに倒れる。敵は怯んだシャークの背後に周り、その首に腕を回し、シャークにフェイスロックをかけた。

「ぐわわわわ‥」

 シャークは呻くが、すかさず腕に噛みついて反撃する。

ヂュィィィィィィィッ!

噛みつかれた怪獣は慌ててシャークの首から手を離す。自由になったシャークは拳を掲げ、

「シャークエナジーパンチ!」

と叫んだ。シャークの拳は怪獣の分厚い胸板を直撃する。手応えはあったが電流がうまく流れておらず、ダメージは微々たるものだった。

ヂュィィッ!

「ぎゃうわっ!」

 シャークは巨大な拳で顔面を再び殴られ、ビルを二つほど倒壊させながら倒れてしまう。

怪獣は飽きたのか後ろを向くと、その巨大な手で地面を掘り、轟音を立てながらどこかに行ってしまった。

こうしてシャークは蘇って初めて敗北を喫したーーー


その次の日、一行はアメリカ、メキシコの境の海にいた。シャークを負かした怪獣は「ネズコング」と名付けられ、現在行方が調査されている

「まさかシャークが負けるなんて‥」

 マークが残念そうに言う。シャークの敗北はSNSを始めとした各種メディアで話題になり、落胆の声も上がっていた。

「敗因は体格差ね‥」

 ミスティが言う。

「畜生!オレ様があんなネズ公に負けるなんて!」

シャークは悔しそうに言う。

「もう一匹味方の怪獣がいればなぁ‥」

 マークがため息をつきながら言う。

「そうそう、ああいうデカブツは他のヤツと協力して倒すもんなんだ。白亜紀のころはそうしてた。もう一体、いてくれればいいんだが‥」

 シャークがそう呟いた瞬間。

「いるよー!」

 海の中から甲高い声が轟いた。海面が波立ち巨大な黄色い影が飛び出す。

「うおっ!」

「なんだ!」

「久しぶりだね!シャー君!」

 海中から現れたのは黄色い体に青い丸い目を持つ二足歩行の怪獣だ。シャークと同じように人に近い体格をしていたが、顔はタコのようで、触手が髭のように垂れ下がっていた。背中には折り畳まれた翼のようなものがある。

「タコッピ!?」

 シャークはその顔を見るなりそう言った。

「もう!あんな大きな相手に一人で挑むなんて無茶だよ。」

「仕方ないだろ!この地上に王道怪獣はオレ様しかいないんだからな。タコッピがもっと早く来てくれれば‥」

「ごめんごめん‥深海で寝ててさ‥タコちゃんたちに起こされたころには怪獣どっかいっちゃってて‥」

「知り合いか?」

「あぁそうだ。白亜紀からのダチの一人‥オレ様はタコッピって呼んでる。」

「この人たち誰?」

「オレ様についてきてる豆ツブのブレットとマーク、それに怪獣タイサクキコーとかいうチームのミスティだ。」

「ふぅん。はじめましてだね。人間のみなさん。」

「ミスティよ。」

「ブレットだ。こっちがマーク。」

「よろしくねー。」 

「よろしく。ところであなたのことをシャークに倣って、『ギガントオクトパス』と呼ばせてもらっていいかしら?」

「なにそれカッコいい!好きに呼んでいいよー。」

 オクトパスはどことなくふにゃふにゃした可愛らしい声で言う。

「俺、なんか脳がバグりそう‥」

ブレットがマークに小声で言う。

「なんでだ?」

「あんなデイヴィ・ジョーンズみたいな顔でアニメ声で喋られると違和感が‥」

「まぁ、そのうち慣れるだろ。」

「人間さんとお話しするなんて久しぶりだなー。ちょっと前に復活した時に話したおじさん以来だよ。」

 オクトパスが言う。

「シャー君。怪獣はきっとまた出てくるから、今度は二人で迎え撃とう!」

「おぅ!6500万年ぶりの共闘だぜ!」

二匹はがっちり手を取り合った。

そして一行は次のネズコング出現に備えて休む。寝る前にブレットがオクトパスに尋ねる。

「なぁオクトパス、さっきシャークが言ってた『王道怪獣』ってなんのことだ?」

「あぁ。怪獣には二種類いてね、わたしたち王道怪獣はこの地上と地下にある怪獣境の均衡を守るために動いてるの。怪獣境の怪獣たちは基本は大人しいんだけど、時々わたしたちが「邪道怪獣」って呼んでる悪い奴らが出てくるんだ。そいつらは地上の生き物を皆殺しにしようとしてて、話が通じるような相手じゃないから、わたしたちが倒してるってわけ。」

「その王道怪獣は他にもいるのか?」

「うん!たーくさんいるよ!いつかあなた達も出会うことになると思うから、その時はよろしくね!」

「そうなのか。お休み。」

ブレットはまだ見ぬ王道怪獣たちに思いを馳せながら眠りについた。


翌日の午後、ネズコングがメキシコのティファナに現れたという報告が入った。

「さぁシャー君!行こう!」

「おうよ!」

(待ってろよネズ公!屈辱を晴らしてやる!)

シャークはトンネルへと入っていく。オクトパスはと言うと、背中に生えた翼のような器官を広げ、ティファナの方に飛び立って行った。

「すげぇ!」

「タコなのに飛べるのか!」

「あれはコウモリダコやムラサキダコにある足の間の膜が発達したものだと思うわ。怪獣は常識を超えた進化をするものね‥」

 ミスティが感慨深そうに言う。

ネズコングはラスベガスの時よりも激しく暴れており、ティファナの街には甚大な被害が出ていた。シャークは地面から飛び出し、オクトパスは空から舞い降りる。

「はーっ!」

オクトパスはネズコングの背中に蹴りを入れる。

ヂュィィィィィィィ!?

ネズコングが衝撃に悶える。

「出力2倍シャークエナジーパンチ!」

 シャークの帯電パンチがネズコングの胸板に直撃する。前夜までエネルギーを温存できたおかげで2倍の威力の技が出せるようになったためか、今度は以前より効いているようだ。

「リベンジマッチだぜ!ネズ公。」

「今度はわたしも相手だよ!」

ヂュィィィィィィィッ!

ネズコングは巨大な拳を振り回しながら殴りかかってくる。

ドゴォッ!

シャークの頭に拳が直撃する。

「ぬわっ!」

シャークは一瞬怯む。

「しかし、やられたらやり返す!」

ガゴォッ!

シャークは飛び上がり、ネズコングの頭を殴りつける。

ズゴォッ!

ネズコングは拳を振り翳し、シャークの鳩尾を殴りつける。

「がはっ!」

シャークはまた怯んでしまう。

「しかし、めげずにやり返す!」

バゴォッ!

ヂュィィィィィィィッ!

ネズコングは強烈なパンチに思わず叫ぶ。

ヂュゥゥゥゥ‥

ネズコングは腕を引っ込めて構えを取る。そして、

ドガドガドガドカァ!

怒涛の連続パンチを浴びせてきた。

「ぐはぁ!」

 シャークはダメージを受ける。と、その時、オクトパスが上空から急降下してきた。

「わたしのことも忘れないでよね!ネズミさん!」

 オクトパスは上空に止まると、腕を前に出して構えをとった。

「わたしの触手は8本どころじゃないよ!」

 オクトパスはそう言うと全身から大量のタコの触手を出現させた。太いものから細いものまで、何百本とある。彼女の体は触手の塊になっていた。

「いっくよー!」

オクトパスは大量の触手を伸ばし、

「オクトパス八百烈拳!」

と叫んだ。大量の触手がネズコングの方に飛んでいき、凄まじい勢いでその体を殴打する。

ドガドガドガドカ!

ヂュィィィィィィィッ!

ネズコングが叫ぶ。

「効いてる効いてる!」

ヂュゥゥゥゥッ!

 ネズコングは空を飛ぶオクトパスの後ろに周り、シャークにしたのと同じようにフェイスロックをかける。しかし、

「残念でした。わたしに固め技は効かないよ!」

 オクトパスは翼をたたみ、体の力を抜いてネズコングの腕から滑るように抜け出す。

「だって、わたし軟体動物だもーん。」

 頭足類怪獣であるオクトパスの体には当然骨は存在しない。固め技、関節技の類は彼女の前では無意味である。

怒ったネズコングはオクトパスに向かって走っていき、彼女の首根っこを掴んで上に持ち上げた。

「ぐうっ‥」

 オクトパスは苦しそうに呻く。

「タコッピを離せ!」

 シャークはそれを見るや否や突進していき、ネズコングの脇腹に拳を打ち込む。

ヂュィィィッ!

 不意打ちに驚いたネズコングはオクトパスを放す。

「サンキュー。シャー君!」

 オクトパスはシャークに向かって敬礼するような仕草を見せる。

シャークは軽く頷くと前に向き直る。オクトパスはシャークの隣に移動し、目の前のネズコングを見据える。そして二体は並んで走り出した。オクトパスが翼を広げて低空飛行し、ネズコングの体に蹴りを入れる。

ヂュィッ!

さらにシャークが帯電した拳を掲げる。

「シャークエナジーパンチ!」

 ネズコングの体に電撃パンチが炸裂する。

ヂュゥッ!

二連続でダメージを受けたネズコングは大きく体制を崩すが、すぐに強靭な腕を大きく振り回しながら襲いかかってくる。二体はひらりと身を交わしてその攻撃を避ける。ネズコングは諦めることなく、全身を使って突進してくる。シャークとオクトパスはその巨体を両手で押さえ込み、押し返そうとする。

「うぉぉぉぉぉ!」

 2対1の押し合いが始まる。怪獣たちの足が地面に擦れるたび土煙が立つ。ティファナの街に爆音を轟かせながら押し合いは続く。やがてシャークたちが優勢となり、ネズコングはどんどん後ろに押されていく。

「はぁぁぁぁ!」

「どりゃぁぁぁ!」

 二体が渾身の力を込めて押すと、ネズコングの体は後ろに数十メートル押し出される。

ヂュィィィッ!

ネズコングは怯んで声を上げる。しかし、まだ倒れる様子はない。

「おらぁ!」

 また突進してくるネズコングをまた殴りつけるシャーク。しかし、

ガゴッ!

バゴッ!

ドゴッ!

グゴッ!

ネズコングは巨大な拳で上下左右全方向からシャークを殴った。

シャークはそのショックでふらつく。

「おーイテェ‥10倍返ししやがった‥」

しかしシャークはすぐに拳を帯電させ、

「連続シャークエナジーパンチ!」

と叫び、強力な電撃パンチを5.6発お見舞いした。さらに

「オマケでもう一発だ!」

と、頭頂部にも攻撃を当てた。

「次わたしの番ね。」

 オクトパスはそう言うと、両腕を太く、かつしなやかな触手に変えた。

「オクトパスウィップ!」

 オクトパスはその触手で遠距離から何度かネズコングの体を叩く。そして

「オクトパスフォール!」

と叫んで翼を開いて高く飛び上がり、2本の触手を高所から同時に振り下ろす。

触手が頭に直撃したネズコングはふらつき、とうとう倒れた。大量の土煙が上がる。

「いぇーぃ!」

オクトパスは決めポーズを取る。

「やったか!」

 しかし、土煙の中から巨大な影がむっくりと立ち上がる。

ヂュィィィィィィィッ!

 ネズコングはまだ敗北してはいなかった。

「なんてしぶとい野郎だ!」

「元がネズミなだけあるね‥」

 ネズコングは再び突進してくる。

「行くよシャー君!」

「おう!」

シャークは拳を突き出し、オクトパスは足を上げる。

「はっ!」

「どりゃ!」

 シャークの拳とオクトパスのキックがネズコングの体に直撃する。

ヂュイッ!

ネズコングは一瞬怯むも、二体を跳ね除けようと拳に力を込める。二体はサッと身をかわし、ネズコングは勢い余って転倒する。

二体は同時に飛び上がり、敵の背中にパンチとキックを見舞う。

二体はネズコングの動きにすっかり慣れていた。この怪獣は有り余るパワーを持っているが、これといった飛び道具がなく、技も殴打と絞め技の物理攻撃のみで、レパートリーも少ない。時々攻撃が当たるが、シャークたちにとっては大したダメージにはならない。殴って殴られての戦いがしばらくの間続いた。両者ともに疲弊していた。シャークたちを倒そうと躍起になって半ばヤケクソな動きをしていたため、疲弊度はネズコングの方が上だった。    

オクトパスは翼を広げて空に舞い上がり、クルクルと回転した。いつのまにか海の上に無数のタコが浮上し、その様子を見つめていた。

「みんなー!見ててねー!」

 オクトパスはタコたちに明るく手を振るとその体を激しく回転させた。回転速度が上がるにつれて巨大な竜巻が巻き起こる。

「オクトパストルネード!」

 オクトパスの声と共に竜巻がその体から分離し、ネズコングの体に激突する。凄まじい旋風に巻き込まれたネズコングは海に転落した。

「シャー君!アレやっちゃって!」

「了解だぜ!

必殺ムラサメ流し!」

 シャークの号令でサメの群れが集まり、巨大な渦潮を巻き起こす。今回はいつもの2倍のサメが集結しており、ネズコングはその渦に飲み込まれ、姿を消した。

「やったー!」

「よっしゃ!」

シャークとオクトパスは互いにハイタッチし、硬く手を結んだ。


その後、シャークとオクトパスはその辺で捕まえたクジラを囲み、船の上で食事をしていたブレットたちと談笑していた。

「なぁオクトパス。さっき行ってた「おじさん」ってどんな人なんだ?」 

 ブレットがふと尋ねる。

「え、あぁ、あの時の。なんかお話書いてる人みたいだったよー」

オクトパスは嘴でクジラの肉を咥えながら言う。

「深海の怪獣のこと、いっぱい聞いてきたから、色々話してあげたの。」

 ミスティはその話を聞いて顔を上げ、タブレットを取り出した。

「ねぇオクトパス。あなたが話したのってこの人じゃないかしら‥」

彼女はある人物の写真を見せた。

「あぁ!そうそう!この人この人。懐かしいな〜」

「誰なんだ?」

 マークがタブレットを見る。

「H・P・ラヴクラフトよ!」

「まさか‥」

「あ、それからその人、わたしの名前も聞いてきたんだ。怪獣のほんとの名前は人間さんには発音不可能だって何度も言ったんだけど効かなくて‥」

オクトパスはさらに語る。

「その名前って人間の発音に無理やり近づけたらどんな感じになるんだ?」

マークが尋ねる。

「そうだな〜難しいけど、『クトルー』って感じかな?」

「絶対そうだ‥」

「まさか邪神のモデルがこんなぶりっ子乙女だったとは‥」

 ブレットとマークが小声で言う。

「ホラーの化け物のモデルにされてるって言った方がいいかな?」

「多分傷つくからやめた方が‥」

「ん?何?」

「いや何でもない何でもない。」

「教えてくれてありがとな。」

 ブレットとマークはお茶を濁した。

その後、オクトパスはシャーク一行に別れを告げた。

「じゃあわたしはこれで。他のみんなにもよろしくね!」

「また会おうぜ!」

こうして新たな王道怪獣がこの星に蘇ったのだった。











 

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