最終話:伝説のエルフ。
そんな訳で異世界のエルフと付き合えることになった僕。
もう有頂天だった。
誰とも付き合わないはずのエルフ・・・なのに人間の彼氏がいる。
ミルクがそう言う頑なな女子だって知ってるクラスの男子も女子も僕とミルクが
付き合ってるって噂を耳にして驚いたみ。
下校時、僕とミルクが仲良く校門を出て行くところを何人もの生徒に見られてる
からね。
それからの僕たちは映画も観に行ったし、アミューズメントパークにも
動物園や水族館、グルメイベント・・・順調よくデートを重ねた。
喧嘩をすることもなく・・・ラブラブな関係になっていった。
で、驚いたことにエルフって一度でも心を許したらスキンシップが半端ない
ってこと。
付き合い始めて一ヶ月あまりで、僕がしたいって思ってたことを知ってか知らずか
ミルクから先にハグもキスもしてくれるようになった。
それもどこででもかしこでも・・・ところ構わず、場所を選ばず。
帰り道でも、教室でも・・・まるでラブラブカップルみたいに。
僕が恥ずかしくなるくらい、コミュニケーション半端ない。
ミルクは僕のことをまじで好きになってくれたみたいだ。
もちろん僕は最初っからミルクのことが好きだったわけで。
それってもう恋愛感情に他ならない。
そして、そしてこともあろうに僕とミルクが付き合うようになって三ヶ月目、
僕はミルクを求めた。
そして彼女は「いいよ」って言った。
それはごく自然に、そうあることがあたりまえのように結ばれた。
まだ高校生だぞ・・・いいのかよって思ったけど、もうセックスって言う
素敵な行為にお互いを求め合わないと気持ちが溢れそうだった。
最初は僕の告白に難敵だったミルク。
だけど今は地球が終わっても離れられない存在になった。
現実的にモノを言うと、僕が高校を卒業したらミルクと生きていくために大学
には行かず就職することになるだろう。
たぶんこのご時世、共働きだろうね。
だけど、いつでもミルクがそばにいてくれたら僕は頑張れる。
それはとっても夢みたいな話・・・僕が手に入れた幸せはファンタジーに出て
くる伝説のエルフなんだから・・・。
おしまい。
僕の隣の席の劇かわエルフちゃんに「いいよ」って言わせたい。 猫野 尻尾 @amanotenshi
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