三話
国王ヴェンデルは臣下だけでなく、自分の家族にも冷たく厳しいと見られているが、そんな彼にも一応家族揃って過ごす唯一の時間がある。月に一度、城内に呼んでの昼食会がそうだった。これは王家の慣習として長年続けられていることで、始められた理由としては、個々人がそれぞれ忙しく、顔を合わせて話す時間も作れなかったため、家族としてのつながり、絆を深めるために時の国王が提案したとされている。現在は会う時間も作れないほど忙しいことはないが、お互いの近況や公務の状況を報告する場として活用されている。王位を継いだ当初こそ、ヴェンデルは毎月の昼食会に眉をひそめていたが、孫のレイナウトが産まれると、そんな顔は一切しなくなり、逆に楽しみにするようになっていた。
「おお、来たか! ささ、そこへ座れ」
広大な緑の山河を見渡せる広いテラス。そこに置かれた長机と家族の人数分の椅子。上座にすでに座っているヴェンデルは、そこから笑顔で手招きして娘の家族を呼んだ。
「陛下、待たせてしまいましたか?」
コルネリアは父が先に座っている姿に、苦笑いを浮かべながら聞いた。
「いや、待ってはいない。わしも少し前に来たばかりだ。……レイナウトよ、腹を空かせてきたか?」
「はい。おやつは食べてないよ」
「そうかそうか。ではたくさん食べるといい。……ヘイン、変わりなさそうだな」
「お久しぶりです陛下。おかげさまで」
ついでのように、特に興味もなさそうに声をかけられ、コルネリアの夫であるヘインも苦笑いを見せる。そんな様子には気付かず、ヴェンデルは三人に座るよう促す。
四つの席が埋まったが、椅子はもう一つ置かれている。が、そこに誰も座らないことは全員がわかっていた。ヴェンデルの妻――王妃ノールの席だ。彼女も当然家族の一人なのだが、夫に城から追い出されて以降、昼食会には呼ばれなくなってしまった。コルネリアはそのことを父にたずねたこともあったが、明らかな苛立ちを見せたため、それからは何も聞かず、この状況を黙って受け入れ続けていた。別にノールの話をするなと言われたわけではなかったが、話せば間違いなく機嫌を損ねるとわかっているので、王妃の話題は禁句という暗黙の了解ができあがっていた。
そして今日も、一人足りないままの机に豪華な料理が次々と運ばれて来る。スープにサラダ、蒸し魚にこんがり焼けた肉……それらの香りは食欲を否応なしに増してくれるが、しかし昼食にしては量が多い。いや、夕食でも多いだろう。肉料理を取っても、ロースト、ステーキ、カツレツなど何種類もある。大人のコルネリアでもすべてに手を付ける前に満腹になりそうなのに、子供のレイナウトであれば、出された料理の三分の一を食べれば、もう満足できてしまうだろう。これらはもちろんヴェンデルが指示し、多いメニューもレイナウトのためなのだが、その半分以上を残されてしまう状況に、ヴェンデルは不満顔を見せると思いきや、早々に締めのデザートを食べる孫を見て、満面の笑みをたたえて眺めるのだった。彼にとっては自分が指示した料理を完食してもらうことよりも、それをただ一緒に食べる時間が嬉しく、幸せなのかもしれない。
「――という感じで、皆力を入れて取り組んでくれています」
「ふむ、それでヘルモント卿の事業は期待できそうなのか?」
「私はそう思っています。資金も順調に集まっているようですし」
「そうか。ならばしばし様子を見よう。ヘイン、お前もしっかり見ているんだぞ。何かあればわしにすぐ知らせろ」
「わかりました。それに関することですが、他にも――」
大人達が難しい会話をしている横で、レイナウトはそれに加わることもできず、暇な時間を過ごしていた。デザートのゼリーはすでに食べ終え、お腹はいっぱいで、おかわりをしようとする気も起きない。爽やかな風を感じながら遠くの景色を眺めたり、まだ机を覆うほどに置かれた料理をまじまじ見たりと、何もすることがなく、手持ち無沙汰にしていた。大人達はしゃべりながらも、まだ食事をしており、何か用がない限り、全員が食べ終わるまで席を立ってはいけないと母に教えられていたレイナウトは、それを律儀に守って椅子から動かずにいた。だが暇過ぎてじっとはできず、ただ面白そうなものを探そうと紫の瞳だけがあちこちへ動く。と、斜め前に使われていない椅子があった。この椅子が何のために置かれているのか、レイナウトももちろん知っていた。だからこそいろいろな疑問が湧き上がってきた。以前母にその疑問を聞いたことがあったのだが、コルネリアははっきり答えることはなかった。では祖父に聞けば答えてくれるだろうか――そんなことを考えていた時だった。
「レイナウトよ、デザートはまだあるぞ。食べなくていいのか?」
不意にヴェンデルに話しかけられ、レイナウトは顔を向ける。
「もう大丈夫だよ。それよりお祖父様、聞きたいことがあるんだけど」
「何だ? 何を聞きたい?」
「お祖母様の椅子はあるのに、何でお祖母様はいないの?」
その瞬間、昼食会の場の空気がキンと冷え固まった。コルネリアのフォークを握る手は止まり、ヘインのにこやかだった表情が引きつった。給仕で動き回る者達も一瞬足を止めて息を呑んだ。国王を知る人間なら誰しもが守っていた暗黙の了解を、王子が事もなげに破ってしまったことは、その場にいる者を大いに戦慄させた。
聞かれた当人も、普段はない質問に思わず真顔になっていた。それを見てコルネリアは慌てて言う。
「レイナウト、そのことは聞かなくていいの」
「どうして? 聞いちゃ駄目なの?」
「駄目、と言うか、その、だから……」
「母上が教えてくれないからお祖父様に聞こうと思ったんだ。……ねえお祖父様、前から気になってて、どうしてお祖母様は来てくれないの?」
「レイナウト、やめ――」
「構わん、コルネリア」
止めようとしたコルネリアをヴェンデルはさえぎり、そして孫へ顔を向けた。
「あやつは呼んでも、どうせ来ない」
「じゃあ呼んでないの? 呼んでみなきゃ来るかどうかわかんないと思うけど」
「呼んだところでうるさくされるだけだ。わざわざ呼ぶことはない」
「うるさいなら静かにしてもらえばいいんじゃない? そうすれば皆で食事できるよ」
ヴェンデルの眉がわずかにひそめられる。
「言って黙るような女ではない。あやつはこういう場にはふさわしくないのだ」
これにレイナウトは首をかしげた。
「でもこれって家族だけで集まってるんでしょ? お祖母様も僕達の家族だよ。いないとおかしいよ」
ウッとヴェンデルが返答に詰まった様子を見て、コルネリアはすかさず息子に言った。
「これは、陛下が開いている昼食会なのよ? 誰を呼ぶかは陛下の自由なの。……そうですよね、陛下」
「ん? う、うむ、その通りだ。わしはうるさいあやつを呼ぶ気はない。だからいないのだ」
「そんなのおかしいよ。家族だけの集まりなのに、お祖母様を呼ばないなんて可哀想だ。お祖父様はお祖母様のことが嫌いなの?」
「き、嫌いなのではなく、ただ、あやつは口うるさく、横にいられるのが少々苦手で……」
「嫌いじゃないなら呼んであげようよ。お祖母様がこの集まりを知ったら、きっと来たがるかもしれないよ?」
怯むことなく意見を言うレイナウトに、ヴェンデルは多少の苛立ちは見せるも、それ以上に困惑していた。機嫌を損ねる前に話題を変えたいコルネリアではあったが、息子の止まらない言葉になかなか割って入ることができず、横で聞き続けるしかなかった。
「それに、僕はお祖母様に会いたいんだ。これまでちょっとしか会ったことないから。嫌いじゃないなら呼んでほしいな。お祖父様の気持ちだけでそういうの、決めないでほしい。だって僕は会いたいんだもん。お祖母様はお祖父様の大事な人だけど、僕にとっても大事な人だよ。お祖母様は家族皆の大事な人でしょ? 自分一人で決めないで、これからは僕達全員の気持ちを聞いて決めない?」
ヴェンデルとノールは、レイナウトが産まれる前から別居生活をしており、そのため祖母と孫が顔を合わせることは、これまで数えるほどしかなかった。ノールが暮らす別荘へ行くにも、城から離れた場所にあり、頻繁に通うには時間がかかり過ぎた。そのためレイナウトが祖母に会うのは、ノールが城に呼ばれる公式行事の場ぐらいしかなかった。その短い間にできる会話も限られており、満足するほどのおしゃべりもできず、レイナウトとしてはもっと話してみたいという興味があるのだが、それを満たせる場であるはずの昼食会に祖母が呼ばれていないことは、疑問と同時に落胆することでもあった。
困惑を隠せないヴェンデルの目が孫を見る。
「コルネリアと、ヘインの意見も聞けというのか……?」
「それと僕。家族で決めれば文句ないでしょ?」
「………」
ヴェンデルは眉間にしわを寄せると、娘とその夫を見やった。気付いた二人はさりげなく視線をかわし、顔をそらした。国王の目に射られたら、その意に従うしかなくなる。しかし射られずとも国王の意はすでに伝わっている。二人は王妃を呼ぶのか、呼ばないのか――息子が作り出した緊張に、父母はそれがばれないよう表情を作り続ける。
「母上、母上はお祖母様を呼びたい?」
無邪気に聞いてきた息子に、コルネリアは作り笑いを見せて言う。
「そ、そうね……私は――」
言いながら目がヴェンデルをうかがいそうになって、コルネリアは咄嗟にこらえた。今父の顔を見たら、本当の声を出せなくなると思ったのだ。息子に嘘は言いたくない。そもそも父と母が別居していることもよく思ってはいない。それは父の一方的な仕打ちだが、どうにか仲が戻らないかと心の隅で常に思っていることではあった。昼食会に来てもらえれば、そのきっかけになりはしないか――そんな気持ちから、コルネリアは意を決して答えた。
「お母様を、呼んでもらいたいと、思ってるわ」
「やったー! 母上は僕と同じだね」
隣で喜ぶ息子を微笑ましく見つめるが、父のほうへは一切視線を向けなかった。今、果たしてどんな顔を見せているのか……娘は恐ろしくて見ることができなかった。
「父上は? どっち?」
息子に顔をのぞかれ、ヘインは引きつる笑みを浮かべる。
「ええと、う、うーん……」
その顔を見れば、彼の中の心が激しく揺れ動いているのがわかる。視線は落ち着かずにさまよい、瞬きが繰り返される。そしてそれは恐れをなしたように、そろりと国王のほうへ向いた。それに気付いたコルネリアは密かに溜息を吐いた。やはり娘の自分とは違い、義父を無視する勇気は出せなかったかと内心がっかりした。だがそれほどヴェンデルは怒らせると怖いのだ。忖度してしまうのも仕方はなかった。
「……私は、陛下の思われるようになさるべきだと、思っているよ」
「呼ばなくてもいいってこと? お祖母様が可哀想って思わないの?」
「あ、ま、まあ、そ、れは……そう、だな……」
しどろもどろに答えながらヘインは横目で国王の顔色をうかがう。そうして見た顔には、自分に賛同してくれたからか、わずかな微笑みがあった。それにヘインは内心で安堵する。
「父上は呼ばないほうか……でも僕と母上は呼びたいほうで、二人と一人だから、呼びたいほうが多いよ?」
祖父を見たレイナウトに、当人は緩くかぶりを振った。
「それは違うぞレイナウト。呼ばないのはわしを含め二人だ」
「あ、そうか。じゃあ二人と二人で、同じになっちゃうね」
「そうだな。多数決では決められない」
「どうやって決めたらいいの?」
「こういう場合、その中で一番偉い者が最終決定を下すのだ」
「偉い人? ……お祖父様ってこと?」
「その通りだ。だからわしが決める。あやつは今後も呼ぶ必要はない。いいな?」
ニヤリと孫に笑いかけたが、これにレイナウトは不服そうな様子を見せる。
「呼んであげないの? お祖母様も家族なのに、可哀想だよ……」
「レイナウト、陛下がそう決めたのだから、もうこの話は終わりよ」
波風が大きくなる前にさっさと話を終わらせようとするコルネリアだったが、レイナウトはなおも曇った表情を浮かべていた。それを見かねてヴェンデルはにこやかに言う。
「ノールとは何もこの場でしか会えないわけではないだろう。会いに行こうと思えば会えるのだから、そんな顔をするな」
この言葉で何か閃いたレイナウトは、表情をパッと明るくするとヴェンデルを見た。
「そうか! お祖母様を呼ばないなら、僕がお祖母様のところへ行けばいいんだ」
「そうね。時期を見てまた会いに――」
「次の集まる日に、僕、お祖母様と昼食を食べる!」
「……な、何?」
ガタッと椅子を揺らし、半分腰を上げてヴェンデルは声を出した。
「何を言っている! 昼食会はこの城で行うのだぞ。お前がノールの元へ行ったら、昼食会に出席できないではないか!」
「そうだけど、お祖母様は僕よりずっと長く出席してないんだよ? だから僕が会いに行って、二人だけの昼食会を開いてあげたいんだ」
「二人だけ……?」
ヴェンデルの顔に険しさが滲み出す。明らかに苛立ち始めた様子に、コルネリアは息子にすぐ話しかける。
「レイナウト、陛下がわざわざ準備して開いてくれる昼食会を欠席するなんて、それでは陛下も可哀想ではない?」
「でも、ずっと呼ばれてないお祖母様のほうがもっと可哀想だよ。僕はいつも皆と一緒だけど、お祖母様はいつも一人で食べてるんだよ? 時々一緒に食べてもいいでしょ?」
そう願い見つめてくる息子を、コルネリアは即座にたしなめることはできなかった。なぜなら自分の気持ちと大きく重なっていたからだ。別荘に追いやられた母とは頻繁には会えず、近況すらも知れない。高齢の身で健やかに過ごせているか、そう想えば心配もよぎる。何より家族と離れ、一人での暮らしは寂しいはずだ。一緒に食事でもしながら話せたらどれほどいいか――コルネリアもそう思っていたのだ。だからレイナウトの考えを頭から否定することは心情的にできなかった。
「母上、ねえ、いいでしょ?」
聞いてくる息子にコルネリアは苦笑を見せる。
「それは、陛下に聞いてもらわないと……」
もちろんいいと言ってやりたいが、そこにはやはり父ヴェンデルという容易に触れられない壁があり、母親であっても一存での許可はさすがにできなかった。
「お祖父様、いい? お祖母様と一緒に食べたいんだ」
孫に懇願されるも、ヴェンデルは険しい顔を崩さない。そして苛立った眼差しを向けながら静かに言った。
「……駄目だ。昼食会をそんな理由で欠席するなど、わしは許さんぞ!」
「どうして? 僕とはいつも会ってるんだし、ちょっと来ないぐらい平気でしょ? でもお祖母様はずっと一人なんだよ? 可哀想って思わないの?」
「あやつはうるさいと言っただろう。何が可哀想なものか。独りでいさせるほうがちょうどいいのだよ」
これにレイナウトの表情が厳しく、真剣なものに変わった。
「お祖父様は本当にそう思ってるの? お祖母様が可哀想って思ってないの?」
「な、何だ、怖い顔をして……」
「独りでいればいいって思ってるの? お祖母様は大事な人でしょ? 僕達にとっても大事な人なんだよ? それなのに何で冷たくしていじわるするの?」
「そ、そうではない。いじわるでは――」
「お祖父様はひどいよ! 直してほしいことがあるなら口で言うべきだ。独りにして仲間外れにして……そんなの最低だよ! 僕もうここには来ない!」
そう言うとレイナウトは胸の前で腕を組み、椅子の背もたれに寄りかかってむくれてしまった。これに両親はヒヤリとした。いくら彼を溺愛する国王でも、真っ向から反発された上に、最低だなんて言われては、さすがに堪忍袋の緒が切れるのではないかと思ったのだ。二人は背中に伝う冷や汗を感じながら、しかし会話に割り込む勇気もなく、ただヴェンデルの様子をうかがった。
そのヴェンデルは口を半開きにし、呆然とした顔でレイナウトを見つめていた。まるで信じられないとでも言いそうな表情は、怒り狂う前触れかと思われた。だが予想に反してそこに怒りが表れることはなく、次第に困ったような、悲しげな表情へと変わっていった。
「レイナウトよ、そんなことを言わないでくれ。わしはお前とのこの時間を楽しみにしているのだぞ?」
「僕だって楽しみだけど、お祖母様にいじわるするなら来たくない!」
むくれた顔がそっぽを向くと、ヴェンデルはわかりやすく嘆いた。
「おお……来たくないなど、やめてくれ。わしはお前を愛しているのだ。その心を傷付けてくれるな」
「傷付けてるのはお祖父様だよ。お祖母様が可哀想だ。次はちゃんと呼んであげてよ」
「だ、だがな……」
言い淀む祖父をレイナウトはジロリと見やる。
「呼ばないなら、僕はお祖母様のところに行って食べるからね!」
きっぱり言い切られて、ヴェンデルは焦ったように叫んだ。
「行ってはならん! わかったから。次からはノールを呼ぶ。だから行ってはならんぞ!」
やり取りを黙って聞いていた周りの全員が驚いた。禁句にされるほどの問題だった王妃ノールについて、まさか国王のほうから折れるとは誰も思っていなかったのだ。こんな姿を初めて目撃した者達は、これは現実なのかと疑うほど驚嘆するのと同時に、それを引き出したレイナウトにも同じように感じるのだった。
「本当? 次からはお祖母様を呼んでくれるの?」
聞かれたヴェンデルは苦い顔を浮かべる。おそらく半分は勢いで言ってしまったのだろう。小さな後悔を滲ませつつも、発してしまった言葉は孫の耳に届いてしまっている。今さら否定もできずにヴェンデルは諦めた様子で言った。
「……呼んでやる。だからお前はノールの元へ行く必要はない」
「ありがとうお祖父様! きっとお祖母様も喜んでくれるよ!」
「そうだと、いいがな……」
両手を上げて喜ぶレイナウトとは対照的に、要求に屈してしまったヴェンデルは肩を落としてうなだれる。それほど妻を呼びたくなかったのだろう。だがそれ以上に孫との時間を失うことが嫌だったのだ。その溺愛ぶりは周りの者達が思うよりも深いのかもしれない。
「母上、呼んでくれるって。よかったね」
「ええ。次の昼食会が楽しみね」
ニコニコ顔の息子にコルネリアは笑みを返す。久しぶりに母と食事を共にできる喜びはあったが、うなだれる父を見ると、穏便に済むとは想像しにくかった。皆が笑って過ごせる時間に果たしてなるのか、今から危惧するコルネリアだった。
サクシード 柏木椎菜 @shiina_kswg
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