第5話 「優しい死神…。」

「どうしたんですか?急に呼び出して…。」

呼ばれた場所は…。

「なぜ。松会病院に…。」

すると死神さんはベンチに腰掛けた。

「ユウカさん。隣座って…。」

「あ…。うん。」

「実は…。ね…。」

すると優しい死神さんは黒いユリとオレンジのユリを渡してきた。

「私…。悪い死神なんだよね。」

「・・・・。え?」

スパン…!

私の視野は暗くなった…。

―――――――――――――――――――――――

昔なのかなてんこれは…、あなたに会って1年前の出来事…。

とある男の人が好きになった。

その人は、いつもベットを上にいて、空を眺めている…、寿命は…・・・。あと1年…。儚い人…。私は空いてる扉から入ろうとする…。すると…。

「あなたは?」

「!?」

私はびっくりした…。私の気配を感じれる人間がいるんて…。

「…。どうしてわかったの?」

「いつもあなたが僕のことを見ているのはわかっていましたから…。」

そうはにかむように笑う…。

「あなたは死神か何かですか?僕の命にもう限界が?」

私は焦るように、

「い…いいえ!あなたは何年も生きれるのよ!安心して!」

私は、どうでもいい嘘を着いてしまった…。

それを聞いた男の子は、とても喜んでいた…。

「そうなんですか!この病気もあと余命1年と言われていましたが…、良かったです!」

「けど…、あなたを死なせないように、私が!ここに来たわけ!」

そうさらに嘘を着く。

「よろしくお願いします!」

そこから、私の嘘に嘘を重ねた悪い死神の話…。

男の子は、体力がなく、少し歩いただけで息切れをする。私は、彼の体を支えられない…。透けるからだ…。見てることしかできなかった。

半年後。

段々と歩きなれ、体力が付き息切れはしなくなり、とあるベンチにまで来れるようになった。そこがここのベンチだった。

「まぁ座りましょうか。」

「そうですね!」

最近とても動けるようになって元気にもなった!嘘も方便だなと。

「質問なんですが…、」

「はい?」

「僕の寿命はどうですか?」

…、私は、息を飲む…。私は一息を付き、

「大丈夫よ!あなたは私がどうにかしてあげる!」

さらに私は動揺する…。どうすればいいの!?

~ヶ月後…

「だーれだ!」

「死神さんですね…。最近気配隠すの下手になってませんか?」

「そうですかぁ?」(あなたに築いて欲しいんです…。)

死神はとてもニコニコしていた…。寿命を伸ばしたのだ…。

~ヶ月後

とある冬の夜。ベンチに座る。白い息も出るぐらい寒い。明日彼は、退院するのだ。そしていつも私たちは夜ベンチに座り話をする。先生もびっくりしていた。

「それでね!それでね!」

私は一体どれだけこの子の寿命を伸ばしたのだろう…。指で数えるくらい?違う。数えられないくらい?違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。

「どうしました?顔色悪いですよ?」

私は顔色が悪くなっていたらしい…。

「え?あー。ごめんね。明日退院出し、今日はもう寝て明日に備えよ。」

「そうですね!それにしても…、」

「?」

「実際僕は寿命1年しかありませんでした。けどあなたに会ってからいい事が起きます。これも、あなたが優しい死神のお陰ですね。」

そう笑顔で言葉を伝えてくれた。

私は心が痛い。いつ別の死神にバレて…も…

え?え?え?え?え?どうして?どうして?どうして?彼の寿命が、段々と少なく?は?なんで?どうして?1秒ずつ早まっていき、1時間、3時間、9時間、24時間と、タイムが取られていく。

私は周りを見る。死神!

私は、身体をうずくまらせてる男の子を境にその死神を攻撃する。

お前!何している!こいつは、善良な人間だぞ!

シニガミノチカラヲカリテゼンリョウナニンゲン?フザケテイルノカ?オマエモ、ソノニンゲンモオレトオナジコッチガワノニンゲンナンダヨ!

お前まさか!悪い死神!

私は魂の数を見る…、95…。まずい!

私は鎌を大きく振りかぶり、渾身の一撃を与える。血が出て身体中に被る。

死神は倒れ消滅した。

フー。終わった…。

私は男の子の方を見る。

0。

寿命が尽きている。

私は泣きくずける。悪い死神になってこの人を守る…、男の子を守れなかった…。私はふととある本の内容を思い出す…。

「人の魂100、願い叶う。」

願い…、そうだ…、

私の大切な存在を生き返らそう。そして…。

~~~~

そこからは、あなたと出会いまぁ短い付き合いだったけど、楽しかったよ…。

~~~~

8月20日

「死神とは本当に実在していた!皆さんが思うような怖い死神ではなく、優しい死神!私も驚きました!みなさんも死神にあったら、優しく声をかけてあげてください!きっといい死神だと思います!」「私も」「そうだったから。」

担当者 ユウカ。

~~~~

…。

あ。ようやく会えた…。

最初…。

あなたの名前を教えて…。

私はそっと彼に近づく…。






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優しい死神 誤字はすてーたす @Status-Gozi

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