第4話 「お母さん」
6時頃…。私は家に着く。病院からの帰り道。死神さんは一言も話さなかった…。
私はキッチンに向かい今日の夜ご飯のカレーを作る。
7時に作り終え…。2人で食べる…。相変わらず…。死神さんは元気がない…。
「ご馳走様…。」
死神さんは食べ終わったのかソファの上に寝そべる。
私も食べ終わりお皿をキッチンへと持っていき水に付け…。私は机にパソコンを起き今日書いた記事の清書をする。
そして…。夜8時…。
突然電話がなる。
ぴぴぴ…。
私はどうせ上司からだと思ったが…。あれ?病院から?
私は携帯を取り、電話に出る。
「カオルさんの娘さんですか!?」
「あ…はい!そうですが…!」
「カオルさんは今危険な状態でして…。」
私は今日あったお母さんの顔が浮かんだ…。
(なんで…。なんで…。けど…。あの時…。お母さんは…。)
私が考えている時…。後ろから声が聞こえる。
「行くぞ…。」
そう歩く死神さん…。何故か…。小さな背中がとても頼もしく見えた…。
私は口に力を入れ声に出す。
「行きます…!」
私達はタクシーで病院へと向かう…。
30分後、私達は病院に着いた。私達は直ぐに降りてお母さんの病室に向かった。
その時には死神さんは別のところに居た…。気を使ってくれたんだろう…。
私は一心不乱に走った。直ぐに病室に着いた。ドアを思っいきり開けてた…。
ぴーーーーー!
「・・・・!」
私はその場で崩れ落ちてしまった…。
――――――――――
(・・・。まぁ。知っていた事だ…。と…。なると近くに死神が居るな…。)
「・・・・。出てこい。」
「…。あら…。」
後ろから声が聞こえてきた。
するとさらに話を続ける。
「あなたってまさか…。」
スパン…!
「お前が悪い死神だ。」
「・・・。あら足が…。」
悪い死神の足を切り体のバランスを崩させた。
私は鎌を振りかぶる。
「…。死ねよ。」
「今のあなた…。最高に…。」
「・・・・。」
「悪い顔してるわよ。」スパン!
「・・・。あと…。」
そうして私はユウカの所に向かった。
――――――――――
「…。ここに居たのか。ユウカ。」
ユウカがいたのはベンチだったり
「・・・。ちょっと疲れたよ…。私は。お母さんも亡くなった…。私どうすれば良いんだろうね。」
「知らん…。とりあえず葬式を開こう…。話はそれからだ…。」
「まだ…。私お母さんに…。親孝行出来てない…。辛い…。とても…。」
「・・・・・。大丈夫だ。今回の件は悪い死神が関与していた…。私のミスだ…。済まない…。」
「いや…。あなたのせいじゃないです…。」
「とりあえず…。お前の気持ちが落ち着くまで私は1回を姿を消す。お前は早くお母さんを弔ってやれ…。」
「…。うん。」
そうして死神さんは姿を消した…。
そこからなんやかんや事が進んだ。
確かに…。言われてみれば…。人が死んだ時〜とか、親友が死んだ時とか〜ってたまに考えては見るけど…。妄想と現実は違うんだなって…。死者を…。母親を弔うのには時間が無さすぎる…。なにか…。時間に追われて…。余裕もなくてただただ…。流れていく…。
「結婚しないのあなた!!!」
ただこの言葉だけが頭の中から離れない。
1ヶ月後…。
8月19日
私は死神に呼ばれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます