王道学園ミステリの一言に尽きる

CASE1読了

当たりの作品は数あれど、「大当たり」と思えるミステリに出会えたのは久しぶりでした

語り手の不良少年は性根の優しさが透けて見えるのが愛おしく
名探偵の天才美少女は我が道を往くスタイルが痛快で
二人の間にある信頼や過去の確執が関係性に深みを与え
舞台の学園も色鮮やか
スラスラと内容が入ってくる文章力

マクラからオチに至るまで、完成度の高い小説だと思います
続編も楽しみに読み進めていく所存です