暗殺者の始まり

第1話

さっきの彼女？信用なんてしてないですよ

私が信用、いや信頼しているのは彼女の腕だけです

確かに相手が「２倍払う!」って言ってきたら彼女はウキウキでその話に乗るでしょう

でも、その前に私に電話してきてくれる

確かに私は依頼料の８倍払わなければなりませんが

死ぬよりマシだし、払えない金額じゃない

だから貴方はこうなんです、相手の事を考えない

だから負ける、私のような新参者に

金さえ積めば良いなんて思ってないでしょうね

私が欲しいのは天下です

決して貴方達のような道楽のためではない

だから貴方達のような人が嫌いなんです

私は昔の悪が好きです

ヤクザ、マフィア、ギャング

昔は良かった、どんな悪人でも、いや

悪人の方が団結力があり、仲間のためなら何だってできる、でもヘマした部下にはちゃんと罰を与える

なんてかっこいいのでしょう、ふふ

確かに私は若いので、実際に見たことはありません

だから作るんです

貴方達のような格好の悪い奴らを消す

そうすると自ずと私の好きな格好が良い悪が残る

でしょう？

あっ、そろそろ時間ですね、カートンちゃ〜ん？

このくらい別にいいでしょう、私はかなり貴方に入れ込んでいるんです、金も多く払ってるし…

駄目ですか？

そうですか…

え？ほんと？言いましたね？やったー！

もう何言われても次からカートンちゃんって呼びますからね！ふふふ！

あ、もうやってオーケーですよ

カートンちゃんこの後予定ありますか？

釣れないな〜、でも良いです

また呼ぶので、ふふふ

次が待ち遠しいです

はい、ではまた〜