第7話 進展2

ここはカルムの家じゃない。

あちらから来た人を保護するもの。

そして、なんといっても民度が高い。


これまで雲量10の曇りだったのが、雲量4くらいまで減った気がする。

まだまだわからないことだらけ。でも"晴れ"だ。


そういえば男の名前を聞いていない。


「あの..名前はなんですか?」


「名前ですか!そういえば言ってなかったですね。私の名前は、

福原淳一。そう。福原淳一ふくはらじゅんいちです。ちょっと..久しぶりに口に出しました..」


「そうですか..。福原さんですか。ですね。」


「え、それはどういう..?」


「だって..ここの人たちは主に母音を使って話すじゃないですか。」


「そうなんですか!?あ、だからか。僕、全然名前を理解してくれなくて、それで言語が全然身につかなかったんです。まぁ最終的には全然話せるようになったんですけどとにかくカルムが伝えづらそうにしていて...」


「絶対それ名前のせいですよ..。あ、ごめんなさい別に名前を否定しているわけではないですよ」


「いえいえだいじょうぶです。いやーそれにしてもまさか母音が関係しているとは」


福原、か。福原淳一、そして青純子、ここに新たな未来が生まれようとしているのかもしれない。

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