本好きで平和な人々を増やすなら、こういう夢のあるファンタジー小説を書籍化すべきだと思います! 編集部の方々、注目してくださいね。
狼に変身できる少女イルと、魅力的な赤毛の男性ガヴィ。二人の夢と冒険の物語が、読む者の心を捉えます。優しくてわかりやすいストーリーと文体は作者の高い創作能力を示しています。ちなみに私の様な大人でも感動しますので、万人向けであることを強くお伝えしておきます。何なら翻訳して海外の人達にも読んでもらいたいです。
ちなみに作者は『染谷(そめや)くんの日常』が先日、公式レビューに選ばれており、その筆力は折り紙付きです。
https://kakuyomu.jp/features/16818093087379786578#selectedWorkReview-16818093087379703093
紅の民の族長である父と、精霊の一種である精獣との間に出来た半獣の子イルは、黒狼の姿に変化できる力を持つ。
本作はそんな彼女の成長譚です。
この物語はとある悲劇から始まりますが、それが本質ではありません。
イルは、特別な力を持つのにどこか自分に自信のない女の子です。
そんな彼女が、周囲の温かな人達に影響を受けてしなやかな心を身に着けて成長していく姿に心打たれます。
娘さんのために書かれたこの物語は、その隅々まで温かい慈愛に満ちています。本作を読み終わったとき、きっと温かく優しい気持ちで満たされていると思います。
魅力的な登場人物たちと、読者をワクワクさせる展開に、きっとあなたもアルカーナ王国物語の虜になります!
……ええと、書くべきことは全部書いてしまったので、ここからはこの物語のいちファンとして、個人的な感想を書きます。
すごくすごくすごくすごーく、大好きです!!!
素敵な作品を生み出してくださって、本当にありがとうございます!