師匠の旅を知る旅へ

一言でいえば、「優しい世界」。
人々が温かく、よく生き、そして良き生涯を送るという雰囲気が、作中全体に満ち溢れているのを感じます。
師匠はその人生を旅に生きたようですが、おそらく良き旅・良き人生を送れたのだろうと思います。
願わくばわが弟子にも、ふと振り返った時に「良いものであった」と思えるような旅を。
そうささやくような師匠の声が感じ取れるような気さえします。
一方で旅立ちの際に少しキナ臭い出来事もあり、この世界にもまたよからぬものがあるというのを感じさせます。
こちらの謎を追っていくのもまた一つのアクセントですね。
弟子は、「師匠の旅」を、旅を通じてどう感じるのでしょうか。
どことなく寂しくもありますが、穏やかに読むことができる作品です。

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