思い出を他人に共有さることができるって素敵ですね
でも自分の本質を見せることと同義だから存在しないかのごとく振る舞う
そんな社会が現代人っぽくてリアルに感じられました
昔の人が箱をどう扱ってきたのか考えちゃいます
魔女裁判で悪用されたりする歴史とかありそう
そして彼女の病気も気になります
空っぽのままになる病気じゃなくて箱がいくつもある特異体質だといいすね
まだ収められていない箱を取り出してただけとか
打ち上げ花火に通じる少し不思議だけどやたらリアルなお話でした
ありがとうございます
作者からの返信
コメントありがとうございます。
このお話を思いついた最初の方に「音楽のプレイリストとか履歴を人に見られるのは内臓を見せるみたいで恥ずかしい」というような言葉(うろ覚え)を思い出していました。自分が何に興味を持っていて何が自分を形作っているか、そう考えると思想信条の自由に絡められそうな気がしてきました。
そうすると確かに、いろんなことに悪用もされていそうですね。
箱が複数!それは考えていませんでした。
でも確かにそれだと彼女は嬉しいでしょうね。空っぽの箱の隣にはもう一つの箱があって、そっちは中身がしっかり詰まっていたら、きっと彼女は泣いてしまいそうです。
花火のことも思い出していただけて嬉しいです。
確かにあれと同じ方向性のお話ですね。「あるといったらある」で設定を通す強引さは同じです。リアルと言っていただけてほっとしています。
こちらこそ、ありがとうございます!読んでいただけて、こうして丁寧なコメントもいただけて喜んでいます。
このリアルな日常の中に混じるファンタジー要素を違和感なく自然に溶け込ませて書けるのがくれはさんのすごいところですよね😳
思い出がたくさん詰まっていく箱。たまに取り出して眺められるなんて素敵です。そしてラストで彼女の分も自分の箱に思い出を詰めていこうと思う主人公の優しさに読者も救われるようでした。
夕焼けの空のように、ずっと一緒にいればいるほど共通の思い出が溜まっていきますもんね。自分の思い出すなわち彼女の思い出。2人にはいつまでも仲良く一緒にいてほしいです。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
わああ、花さん、ありがとうございます!
ちょっとヘンテコな要素のあるお話、好きなので自然と言っていただけて嬉しいです!
自分の思い出もこんなふうに取り出して眺められたら素敵ですよね。きっといろんなものが入ってるんだろうな、でもやっぱり人に見せるのは恥ずかしいような気がします。
主人公は彼女の分まで思い出を詰めていこうと決心しました。この決心がずっと続いていって、彼女を支えていけると良いな、と思っています。
そう、二人の思い出は共通の思い出なので、そうやって時々主人公の箱の中をふたりで覗いて、ふたりで思い出を見返したりしたら良いかもですね。きっとふたり、仲良くいられると思います。
こちらこそ、素敵なコメントをありがとうございます!
自分の思い出や大事にしたい記憶が、そのまま大切な人に見せられる「箱」ってすごい!と思ってドキドキしながら読み進めていたら、その箱が空っぽの彼女……。心の中が空っぽなわけではないのに、いつまでも埋まらない箱を見るたびに、彼女は自分が空虚な人間だと思わされてきたのでしょうか。その心中を思うと胸が痛いです。
若くて幼い二人が、相手の事を思うあまりに先走ったり、自分の胸の内をさらけ出すのを恐れたりするその描写が鮮やかで、夢中で読んでいました。
秘密を抱えた彼女に、主人公がいつまでも誠実な人でありますように、そして彼女がいつか自信を持てる日が来ますように、祈っています。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
いくら「生活に支障はない」と言われても、人とは違うとか埋まらないということが見える形で存在してしまうと気になってしまうものだと思います。彼女はずっと自分なんて、と思ってきたのじゃないかな。
主人公の決意はまだ若くてあやふやで頼りないものですが、それでも徐々に頼もしくなっていってくれると思います。彼らへの祈りをありがとうございます。
レビューのお言葉も嬉しかったです。素敵なお話になっているなら良かったです。
初々しさを感じながらも、主人公の誠実さが伝わってくるいい話でした。きっといい恋をしたからこそ書けるのかもな、なんてことも考えたり。あるいは理想を詰めたか。どちらにしても素敵だなと思いました。綺麗なことを考えられる人の心は綺麗です。おっと、これも箱の話、なのかな。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
いい恋……どうなんでしょうね。ずっと自分には欠落感というか足りないとかそういう感覚があって、それを埋めて欲しいとか、それも含めて包まれたい、みたいな気持ちはあるので、この主人公には理想を託しているのかもしれません。心、綺麗だと良いなと思います。
素敵なレビューもありがとうございます。愛し合うことが書けているなら嬉しいです。
何かの暗喩のようで、やっぱりソレでしかない『箱』ですが、僕も彼女も、等身大の高校生らしい丁寧な描写がされていて、『そういうもの』として腹落ちしながら読みました。一見突飛な設定も、人間の描写が巧みだと、気がついていないだけで実在するものかのように、するっと受け入れてしまうものだな、と感動しました。素敵なお話でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
奇妙な世界観と「箱」を楽しんでいただけて嬉しいです。こういうのも一種の暗喩だとは思うのですが、腹落ちしていただけてほっとしています。素敵なお話というお言葉も嬉しいです!
素敵なレビューもありがとうございます。とても丁寧なレビューで喜んでいます!