イツキは何者かになりたかったんですね。傍観者じゃない、何かを成し遂げる何者かに。それで緑化手術を受けたけれど、結局何にもならなかった。
サイカたちには憎まれ口を叩いているけれど、彼女たちの研究に我が身を役立たせて何かを掴み取りたいとイツキは思っているのではないでしょうか。
だからこそサイカの「人類を救う」って言葉は、「あっそ」なんて言葉で受け流せなかったのかもしれませんね。
あ、あと例の教授には見事に騙されましたw
作者からの返信
イツキの虚しさは時々この年代の人が抱えているものかもしれませんね。何かがしたかったけれど何にもならなかった。でも本当はそうじゃないですよね。光合成してるんですから。
サイカたちの研究のことはおそらく認めています。でもちょっと素直になれないかな。出てかないのがいい証拠ですよね( *´艸`)
あっそっていうのも忘れてたみたいな。呆気にとられたのでしょうね。
そうそう、教授はまったくもって変な人でした。
あの教授 やっぱり!
明らかに嫌いな生徒への対応でしたもんね。
樹、青いというか 若いというか……善人であることに間違いはないのでしょうけれど。
作者からの返信
お金のために生徒を勧誘する教員はろくなものじゃないですよね。
善意はなかったのだと思います。
樹はそうですね、青い。本当に人生の大事な決断をこのような形でしてしまったことを少しは悔いているかもしれませんね。
緑化手術を受けても、世界は変わらない。
人類のためではなく、自分の利益のために動く人がいる以上、世界を変えるのは簡単ではないのかもしれませんね。
技術が進歩しても、人が成長しなければなにも変わりません(>_<)
だけど人類を救うためと、胸を張って言える人もいる。
こういう考えがあるから、世界が変わる可能性はまだあるって気がします。
作者からの返信
大きな決断だったのに何も変わらなかった。その虚しさをどう受け止めていくのか。でも樹の知らないところでじつは世界は変わっていっているのですよね。それをプランティアだと少し感じられるかもしれません。
仰るように技術が進歩しても人が変わらないと世界はいい風には変わっていけないですよね。
胸を張って研究を進めている、彼女の存在は樹に新鮮に映ったかもしれません。この世界には悪意を持つ人間と同じくらい、善意を持つ人間が存在するのだと思います。
>自分も何かしなきゃって思い立った人
こういう善意の人が大変な思いをしがちですよね。。。(;´д`)トホホ
ただ、こう言う人が一定数いるから、社会が変わっていく(おそらく良い方向へ)とも聞いたことあります。
>サイカの笑顔に迷いはない。
サイカに救われましたねー( *´艸`)
作者からの返信
社会が少しでもいいように働きかける人たちがいて、そのおかげで世界は変わっていく。これからの世界はどうなるのでしょう。世界が悪意ではなく、善意の力で動いてると信じたいですね。
サイカの言葉は植物くんにとって光となったのかもしれませんね( *´艸`)