儚い表現に涙。

桜」をテーマに、その花の持つ意味とか理由が丁寧に書かれていて、情景が目に浮かびました。「桜」と主人公が重なることで儚さや憂いがより際立ち、それがラストシーンで一気に加速する展開は見事です。ラストシーンで初めて「理桜」と「秋希」と三人称視点での名前を出すことで···あの最後はもう。大人な表現と作者様の繊細な言葉選びが秀逸です。

このレビューの作品

リフレイン