Xの方から伺わせていただきました!
分かりやすいエンタメという評価の軸からはズラした私小説的な書き方をされた小説だと思います。
そのキャラクターの年齢に合わせつつ細やかな描写と価値観というものを書かれていて、個人的にはノリ切れなかったですが、刺さる人にはキチンと刺さる作品になっているのではないかと思います。
読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます。コメントもすごく嬉しいです。
作風的に華やかさはないので刺さる人にキチンと刺さるということを目指しています。
ノリが合わなかったのは個人的には残念ですが、そういう印象を持っていただけたのは嬉しいです。
入相さんの書く人物や地の文を見ていると、とてもリアリティがあって、小学生の頃そんなことがあったな…と読み手も感じられることでスルッと物語に引き込まれていくので読みやすい…。『ぼく』からこのお話を目の前で語り聞かせてもらっているような気持ちになりながら読んでいました。
青磁さんから見たアイカワさんのことを知ることが出来るのは嬉しいですね…!
それでも『あの子』でしかないのがなんとなく切ないなと思いつつ、アイカワさんとのメダカについての掛け合いが、彼にとっての救いになっていたのが素敵だなと思いました。メダカを放すシーンでの、2人のやりとりが抜群に良い…好きです。
そして『あの子』としか認識していなくても、メダカが死んでしまったあと、誰のことよりも彼女のことを気にしているのが良いなと思いました。
タイムカプセルも気になる…となりながら、青磁さんは二十五歳になるまえに亡くなっているのを思い出すと切ないですね。アイカワさんが数年後開封しにいったりするのかな…と色々考えてしまいました。
水槽学一気に読ませていただきまして、『午後三時を共有したことがなかった。』『ぼくの幼さの標本だ。』あたりの表現がとても好きだなと思ったのですが、
前者は分かりやすい表現でありながらもグッと刺さる良さを感じられて…、
後者は水槽学という作品を読み進めたからこその、分かりやすくもグッとくる魅力のある一文だなと思いました…、いえ魅力を語り尽くすには私の語彙力が足りないのですがとにかく好きです((
あたしは魔女にはならない、の初めから読み返したくなる構成になっていて、どちらもとても楽しかったです!!
作者からの返信
最後まで読んでいただきありがとうございます!すごく嬉しいです……!
描写についてはリアリティというか、本当にあったように語ることを意識しているので、そういっていただけると非常にありがたいです。
個人的に、読了したあともう一度頭から読みたくなる話を目指しているのでそう言っていただけて光栄です……!