昔取った杵柄。それはヒーロー。

異能力を持つ者たちによって、街に迫る危機。しかしそれに立ち向かう人たちもいました。
彼らは、激しい戦いをくぐり抜けてきた変身ヒーロー……だった者たちです。20年前に。
今はそれぞれ歳をとり、変身アイテムもかつての戦いで失われた。ヒーローであった頃は、懐かしい思い出の中のものになっていました。
それではもう戦えないのではと不安になるかもしれませんが、心配無用。敵がそうであるように、こちらにも異能力というそれに対抗する力を得ることができたのです。
そして何より、ヒーローがヒーローであるのは、力の有無以上にその精神。それは、20年経った今でも失われてはいませんでした。
むしろ多くの人生経験を積んだ分、精神的にはより洗練されているかも。

かつてのヒーローたちが、新たな驚異を前に、新たな力を得ての戦いが始まる。
ヒーローであるのは、若い人だけの特権ではありません。