題名のミスリードが、こんなにも深く作用するとは

異世界転生と云うジャンルに席巻されているといってもいいほどの
このライトノベルのフィールド

斯くいう私は、
異世界転生ばかりが幅を利かすこの現状に
少し不満さえ持っておりました。

みんな、ありもしない荒唐無稽で紋切り型な
大量生産された物語をありがたがる

そんな辟易するような心境の中で
これほどに、
異世界転生と云うものの実在を願い
嘆き悲しみ
想いを託すことが、かつてあっただろうか

もはや転生の真似事でしかないゲームに
友の名を託し──

そんな切なる願いを叶えようとする者がいたことを
この物語は読者に刻むだろう