神話② ちなみにちゃんと奢って来たよ。

「こんにちは、もしくはこんばんはかな?絶賛眠気を堪えている神様だよ。」


「またやってるんですか?あ、人間の皆さんどうも天使ちゃんです。」


「ん〜、やっぱり暇なんだよねぇ…ここ最近であったことでも話すかい?」


「あった事と言っても…ずっとゴロゴロしてただけですよね?あ、大神様に凄く怒られていた話でもしますか?」


「あ、それは前繋げた時にあとがきで話したね。」


「あとがき?」


「あとがきって言うのは…文章の最後に付ける言葉みたいな感じ?本当は作者とか関係者が書くらしいんだけど、この小説は僕の世界だしね。あとがきを登場人物が書いてはいけないなんて決まりは無いんだから、そこで話してみたんだ。」


「なんてことを…。神様って本当に何でもありですね。」


「まぁ神様だからね。何でも出来なきゃ。」


「それは割と偏見なのでは。」


「う〜ん、そうかな。確かに日本の神様とかは結構特化型が多いよね。」


「あ〜そうですね。豊穣とか鍛冶とか。ありとあらゆる物に命が宿ると考えている日本ならではだからですよねぇ。正直他の世界では見たこと無いです。」


「大体が唯一神、もしくは何体かの神様が崇められていて、全てに感謝するっていう日本の文化はなかなか無いんだよね。」


「やっぱり神様=何でも出来るって言うのは偏見じゃ無いですか…。神様が何でも出来るのは、ここ数万年稀に見ないイレギュラーだからですよね。」


「イレギュラーとは失礼な。ちゃんと正当な手段を踏んで神様になってるんだから、イレギュラーと言われる筋合いはどこにも無いだろう?」


「どうですかね。神様って───────?ってあれ?何でここだけ表示されないんです?」


「それは皆に教えられないから、こっちで非表示にさせて貰ったよ。僕にだって知られたくない事くらいあるんだよ?」


「これはシークレットですか、分かりました。ならこの話題は変えましょうか。」


「そうだねー。と言っても話題がある訳でもなく…。質問コーナーでもする?」


「皆さんにってことですか?確かに、私達の会話を見てるだけなのも暇でしょうし、それで行きましょう。」


「じゃあ質問内容なんだけど…あ、この間カルダの奴が作ってたルーレット付き会話デッキ回す?」


「なんですかそれ。カルダ様は一体何を目指してるんですか…。宴会の神様?」


「あいつは一応わらいの神様なんだけどねぇ…。」


「縁起良かったりしますから、たまに拝んでるんですよね。最近は専ら宴会小道具の製作ばっかりしてますけど…。」


「そうだね。じゃあ早速回していこうか。ルーレットスタート。」


「……ちょっとワクワクしますね。」


「分かる」


「……お、そろそろ出ますね。」


「…………12番。ってことは〜…はい質問!『今やりたいことは?』はい天使ちゃんどうぞ。」


「私からですか?そうですね…あ、近くに出来たカフェに行ってみたいですね。『超大盛り特大ゴッドパフェDX』というのがとても美味しそうで…。」


「な、なにそのとにかくデカそうなパフェ…。致死量くらいカロリーありそうなんですけど…。」


「天使なので、太りません。」


「天使って太らないの?結構便利そうだなぁ…。」


「……や、普通に太ります。全力で運動してるだけです。神様、流石に騙され易すぎですよ…。今時アイドルはトイレ行かないなんて言葉を本気にしてる人なんて居ませんよ?」


「天使でも太るんだ…世知辛いねぇ。…後僕が知らなかったのは悪かったけど、その例えは辞めよう。なんかやばい気がするから。」


「そうですか?それも非表示にしたら良いのでは?」


「……本気でヤバそうだったら後で変えておくよ。」


「そうして下さい。それじゃ、次は神様の番ですよ。」


「はいはい。えーっと今やりたいことねぇ…。日本に行きたいかなぁ。この目で実際に、日本がどうなってるのか見たい。」


「ちなみに神様がまだ人間だった時はどんな社会だったんですか?」


「う〜ん。確かネットもあんまり普及してない時代だったはず…。だから今日本は楽しそうなんだよねぇ。まぁその結果、毎日ネット上で争ってるのは醜いなぁって思ってるけどね。」


「神様って結構ズバっと言いますよね。人間の心とか無いんですか?」


「酷くない?僕だって元人間なんだから、人間の心くらい分かるよ。」


「そうですか。次行きましょう。」


「たまに天使ちゃんって冷たいよね。じゃあルーレットスタート〜。」


「………………はい。37番ですね。」


「37は…これだ、『好きな食べ物は?』なんだこれ、宴会で盛り上がるのか?」


「カルダ様が必死に考えたんですから、盛り上がってあげましょうよ。…さて、好きな食べ物ですか…。」


「天使ちゃんはアレでしょ。人間。」


「違いますよ私のことなんだと思ってるんだすか殴りますよ?」


「はいすいません。まぁ本気で考えると甘い物とかでしょ。さっきの会話的に。」


「正解です。じゃあ神様の好きな食べ物は私が当てますよ。」


「お、かかってこ〜い。」


「う〜ん。この顔はカロリー重い系ですね。」


「違うが。この顔って何?太ってるってこと?」


「そんな訳ないじゃないですか〜あはは。」


「冷や汗垂れてるよ。」


「代謝が良いだけです。ふむ…意外と辛い物だったり?」


「辛い物かぁ。ピリ辛くらいなら好んで食べるけど、味が分からないくらいの辛さは嫌いかな〜。美味しい物を辛さで隠すなんて冒涜でしょ冒涜。」


「それ神様が辛い物苦手なのを誤魔化してるだけですよね。激辛には激辛のファンが居るでしょうから、一存で意見を決めないで下さい。」


「へ〜い。まぁ辛い物はそこそこ好きってことで、答え分かったかい?」


「分かりませんね。ギブアップです。正解はなんですか?」


「僕も甘い物が好きだよ。でもクリームとかの甘さじゃなくて、あんことか抹茶とか、そういった甘さが好きだな〜。」


「あぁ、神様日本人ですからね。さっきまで話していたのに失念していました…。」


「2人とも甘い物が好きってことで。これ終わったら天使ちゃんの行きたいカフェ行こうか。」


「良いんですか!神様の奢りですよね?!」


「……うん。まぁ良いよ。僕から言い出したんだし、奢るくらいしてあげようじゃないか。」


「わ〜い!神様大好きです!一生付いて行きます!」


「まぁ神様だからほぼ不死だけどね。めしかしてプロポーズかな?」


「違いますよ!ただ仕事の関係として良い関係を続けたいと思っただけで……。」


「はい天使ちゃんが照れてるのでここで終わりま〜す。良かったらフォローと評価お願いします。それじゃ〜。」


「照れて無いですっ!!」



 ────────────────────

 やほー神様だよー。


 そっちの世界に繋げてみたは良いんだけど、本当にすること無くて暇なんだよね。


 まぁもし良かったら、コメントでやって欲しいこと書いて欲しいな。

 多分この下らへんにあると思うから。


 じゃあよろしく〜。後、ここでこの話のタイトルもう1回見てね。それじゃあ。

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『神様になったので次元を越えてみた。』どう皆、ラノベってタイトルこれであってる? ゆーれい @unknown0325

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