『神様になったので次元を越えてみた。』どう皆、ラノベってタイトルこれであってる?

ゆーれい

神話① これ合ってる?見れてたら良いんだけど…


「やぁやぁ皆、今この声が聞こえて…あ、ごめんごめん、これは小説だったね。じゃあ、この文章が読めているかい?

 …この文章を読んでいるとき、恐らく私は皆に見られているだろう…っと。」


「…何を1人で話してるんですか?」


「さて、茶番はこのくらいにして、皆が気になっていることを話して行こうかな。どもども、神様やってます。

 僕のことは…気軽に神様とでも呼んで?」


「おいこら無視すんな。あと神様は全然気軽じゃないです。」


「なんだ君、さっきからうるさいな。」


「うわ、パワハラですよそれ。元人間のくせにそういうところちゃんとしてないんですね。」


「うっせうっせ。我神様ぞ?自由にさせろ。」


「そういうところです。…で、結局1人で何話してるんですか?」


「ん〜と、神様なら次元も越えられるんじゃないかな〜って思ってさ、元居た世界に繋いでみた訳。だから今、僕達見られてるよ?」


「はぇ?先に言って下さいよそれ。」


「君が急に話し掛けてきたんだろう?…というか君って呼ぶのも何だから、あだ名か何か考えてくれない?」


「私がですか?!…もぅ。えっと神様は神様なんですよね?では私のことは天使とでもお呼び下さい。」


「おけー。天使ちゃんね。てことで皆、この子は天使ちゃんって呼んでね。」


「今更ですけど、それどういう仕組みなんですか?神様って簡単に他の世界に干渉することは出来ないんですけど。」


「あぁ、そうだね。…神様ってさ、存在感が大き過ぎるんだよ。だから他の世界に渡るとバランスが崩れるし、それは暗黙の了解で禁止とされている。逆に返せば、人間とか虫とか小動物とかの数が多くて存在感が小さい者は異世界に渡りやすいんだよ。それを利用して、さらに小説っていう世界を介して存在感を薄めてるの。」


「へぇ、良く分かりませんね。」


「むぅ…本当はもっと複雑なんだけど…。小説なら、ページを開くまでここに僕が居ることなんて分からないだろうし。見られてる時だけ世界が動いてる…的な?まぁシュレディンガーの猫的なことを自分で行ってるって思うのが一番簡単かな?」


「パラドックスってやつですか?それを利用して存在感を消していると…。無駄に洗練された無駄の無い無駄な動きってこう言うことを言うんでしょうね。」


「さっきから辛辣すぎない?もっと話広げてくれてもいいじゃん…。」


「はいはい。それで、そんな高度な技術を使ってまで神様は何がしたいんですか?」


「ん〜、暇潰し?神様って基本暇なんだよねー。世界創って見守って、たまに試練を与えたりが仕事なんだけど、それって長命種基準での仕事な訳よ。元人間の僕からしたら何百、何千年も見るだけとか…飽きるよね。」


「それで他の世界に干渉して遊んでいる訳ですね。」


「遊んでないし。ちゃんと仕事してるし。そろそろデカい企画があるし。」


「それ言っちゃって良いんですか?大神様から口外しない様に言われてたり…。」


「…………み、皆何も聞いてないよね?」


「もう無理ですよ。というか神様の存在を人間達にバラしてしまうのはどうなんです?」


「それはあれだよ。今僕が繋げてるのは世界タイプ13の地球、その中の日本って国だからね。日本は八百万の神様が物に宿るとされていて、神様を題材にした小説も多いんだ。だから、僕が小説の世界に繋げていたとしても本当だと思う人は少ないと思うよ。」


「へぇ。色々考えてるんですね。確か日本って、神様が昔人間だった時に生活していたところですよね?」


「そうそう。さっき暇潰しとは言ったけど、今の日本を知るってこともこんなことをしている理由にあるかな。」


「私は生まれた時から天使なので、人間の事は詳しく無いんですよね。神様と人間って何が違うんですか?」


「う〜ん。人に近い神様だとパワー以外違いは無いかな。異形の神様とかだともっと違いもあると思うけどね。後は一回話に出てきたけど、存在感の規模が違うね。」


「じゃあ神様は人間に近いんですね。」


「近いってか人間そのものだね。神様になったとは言ったけど人間だった時の姿で成ったからね。」


「神様ってどうやって神様に成ったんです?ずっと忘れたって誤魔化してましたけど。」


「本当に忘れたんだよぉ。最後の記憶は…多分出かけてる時かな?普通に買い物して普通にご飯食べて…そこで終わってるね。」


「うーん。神様に成って記憶障害ですか…あんまり聞いたことないですけどねぇ。でも神様に成ったっていう感覚はあるんですよね?」


「それはあるね。今自分が凄いってことは理解してるし、そもそも他の神様とも会ってるしね。」


「そうですね。神様が神様であることは間違いないと思います。でも、よくサボってますから他の神様達に色々言われてるんですよ?」


「ありゃま。でも許して。暇だとは言ったけど労働はしたくないのよ。労働大国日本からやってきたからね。」


「神様でも労働はありますよ。知性ある者の定めです。」


「世知辛ぇ。」


「というか、人間さんのこと放置してますけど大丈夫なんですか?」


「小説ってそんなもんじゃない?反応なんて無いんだし、何話すかはこっちの自由でしょ。」


「神様の不遜さを存分に発揮していますね。だからパワハラ神様って言われるんですよ。」


「なんで天使ちゃんは僕をパワハラキャラにさせたがるの??てか僕パワハラ神様って呼ばれてるの?!」


「あ、やべ。」


「ふーん。誰が言ってたか教えてくれたらお咎め無しにしてあげても良いよ。」


「うぅ…タイプ15の娘ですぅ。ごめん△△さん…ってあれ?名前が言えない?」


「あぁ、説明してなかったね。一応神様とは言え個人情報だから、保護する魔法を組み込んでみたんだ。神様とか、天使ちゃんとかのあだ名的な物なら行けるんだけど、△△さんみたいな固有の名前だと引っかかるんだよ。」


「本当に力だけは神様なんですよねぇ。その力をもっと運営に役立てて貰えれば嬉しいんですけど…。」


「いやいや、僕は自由だからね。僕の力をどう使うかは僕次第って感じ?」


「そんなこと言ってるから大神様に怒られるんですよ。」


「お、怒られてないし。世間話の範疇だし。」


「正座させられて1時間絞られるのを世間一般では怒られると言うらしいですよ?」


「…………さて、そろそろ終わろうか。」


「あ、逃げた。」


「はー。これだから天使ちゃんは。これは逃げでは無い。戦略的撤退ってやつだよ。さっきシュレディンガーの猫の話しをしたけど、皆が実際に見るまでは僕が怒られた可能性とそうでない可能性がある。僕はそこを有耶無耶にして撤退させてもらうよ。この勝負、僕の勝ちだ。」


「それでは、実際に怒られている時の様子をどうぞ。」


『くぉらぁ!!○○!!お前またサボってたんけぇ!?』


「は?ぇ?ちょま!!えぇい!!じゃあ皆、急だけどここで僕は消えるよ!決して逃げた訳じゃないからね!そこのところよろしく!じゃ!ぶち切り!!」



 ────────────────────

 ふぅ、酷い目にあったよ。

 あ、皆さっき振り。神様だよー。これは一応あとがきってやつだよ。


 それじゃあ、何を話そうかな。もう僕の喋りたいことは本編に入れてしまったんだよ。

 あ、あの後どうなったか教えようか。あの後は天使ちゃんをお仕置きと称して仕事を押し付けたら大神様に怒られたよ。うん。


 なんで怒られたと思う?皆なら仕事は楽な方が良いの、分かってくれるよね?なのに皆僕に仕事を持ってくるんだよ。可笑しいと思わない?


 これ以上言うと大神様に察知されそうだからこれで終わるね。良ければこの物語のフォローをしてくれると嬉しいな。そして★や♡の評価も励みになるよ。あとあと、僕って小説になるの初めてだから、アドバイスも欲しいな!


 そろそろ危ないからもう終わるよ!良ければまた見てくれると嬉しい。それじゃまた。

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