吸血鬼が、とぼけたとても良い味わいのキャラクターです!彼と関わる事になる警察官との、脱力必至な会話にほのぼのさせられ、ラストまで読み進めると――!?夜の町を散歩する吸血鬼は、実は某家政婦さんのように、町の治安に貢献しているのかもしれない。そんなドキドキ感も味わえる作品です。
吸血鬼に出会ったら血を吸われてしまう?吸血鬼の仲間にされてしまう?いいえ、彼はそんなことはしません。ちょっと外の空気が吸いたかったり、運動のために夜の散歩を。その善良な吸血鬼さんが職務質問されてますが、やり取りがクスリと笑えて面白いです。サクッと読めてしまう文字数でも十分に楽しめる作品です。