第5話 お酒とおつまみ
私はお酒が好きだ。学生時代は1滴も飲まなかったのに、就職してストレスから飲み始めた。学生時代(特に大学院)はお酒を飲んで酔っ払っている時間があるなら勉強と思っていた。非進学高から浪人して大学院まで上り詰めたから、周りの生徒との学力差を埋めるにはとにかく勉強だった。息抜きはゲームと大学とうちの中間地点にある京セラドーム大阪での野球観戦だった。しかし、仕事をし始めると対人関係のストレスが増えて、いつの間にか私はお酒でストレスを発散するようになっていった。飲むまで自分でもわからなかったが、実は私、お酒に強い体質だった。それからちょくちょくお酒を飲むようになり、いつの間にかほぼ毎日飲むって感じになっていった。
学生時代の奨学金の返済もあり、非正規社員だった私はお金もなく、スーパーの安い酎ハイをおつまみなしで飲むようになった。でもまだ本数は少なかった。量が増え始めたのはパートリーダーになったころだ。倉庫仕分けのシフトを作ったり、あまり上品と言えないパート同士のトラブルの仲裁に入ったり、欠員が出たら休みでも連絡があり出社して仕分け作業を手伝ったり、とにかくストレスの多い職場だった。そんなことを10年くらいやっていると、会社から部署転換を言われた。自転車の後ろにリアカーをつけて荷物の配達業務だった。皆さんも見かけたことがあると思いますが、某黒い猫の会社です。1人で配達するから、これで対人関係のストレスはなくなると私は喜びましたが、そんな考えはとても甘かった。荷物の仕分けのパートがアホなのです。自転車配達なのに、大きな荷物を20個口とかを仕分けてきます。そしてトラックドライバーに「これは自転車では配達できません」と言うと「ピストンしたらええやん」と相手にしてくれません。結局その1人のお客さん相手に営業所と配達先を3往復して配達したりしていました。よくお客さんもクレームを入れなかったものです。そんなお客さんは例外ですけどね。当たり前ですが、お客さんからのクレームもかなりきつかった。そんなこんなで私の飲酒量はより増えてしました。
そんな過酷な日々を送るうちに、私は膝を壊して自転車に乗れなくなりました。正社員ではないので会社は治るまで待ってくれない。私に残された道は退職しかありませんでした。ストレスフリーになった私ですが、飲酒の習慣だけ残ってしまいました。それもおつまみなしでストロングゼロのロング缶を飲むって悪い習慣。ぷらまい30ではお酒のおつまみをよく書いていますが、現実はおつまみなしです。皆さんはマネしないでくださいね。あと、130話のシシトウの醤油焼きなんておススメですよ。10話のほうれん草とベーコンの炒め物とかも。
雑談日誌 紀伊かえで @hi592665
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