ニュース解説for kids
ムーゴット
五年三組の学級委員
【このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。】
小学校五年三組の朝のホームルームが始まる前のひと時。
バレて怒られた。」
チックったの、お前じゃないよな!」
「誰だか見つけて、文句言わないと気が済まない。」
「だって、割ったのは俺だけど、みんなで遊んでたんだよ。
俺だけが悪いんじゃない。」
帰りのホームルームの後。
そこへ、学級委員の
お前がチクったんだな。お前だけ良い子になりやがって。」
状況の説明をするように言われたから、話しただけだよ。
チクったんじゃないよ。」
私、知ってるよ。前から
「僕は
じゃあ、行こうか。」
その場は
でも、次の日から、
後日のホームルームで。
先生「はい、
先生は、体調が悪いと言っていましたが、
本当の理由を私は知っています。」
「
犯人は、学級委員の
一斉に
先生「2人ともちょっと待ちなさい。
何か誤解があるかもしれないよ。
落ち着いて、お互いの話をよく聞きましょう。」
「
足が速いから、任せろって。」
足が速いから、
先生「それは、もう話し合って解決したでしょう。
彼の勇気を
もう、みんなにも知れてしまったから言うよ。
悪い出来事を知ってしまったら、恐れずに報告をしてほしい。
報告した人は、怖い思いをしないように、みんなで守るからね。」
教室の声「そうだよ、
教室の声「
好きなおかずを大盛りにさせていたよ。」
教室の声「私も
教室の声「掃除当番で、いつもサボってるから困るんだよね。」
教室の声「そうそう、あの時も、、、、。」
教室の声「そうだよ、俺も、、、、。」
先生「みんな、勝手に発言しないで。
ちゃんと
発言がなくなり、シーンと静まり返る教室。
先生「では、来週の学級会は、ちょうど後期の学級委員を決める会です。
そこでみんなでちゃんと話合って、
五年三組をよくしていけるように、考えていきましょう。」
学級会が迫ってきたある日、残念なお知らせが一つ。
家庭の都合、とのことだったが、
いじめが原因ではないか、と多くの者が疑った。
もうサッカーの仲間に入れてあげない、と言ったとか言わなかったとか。
そんな悪い
他に立候補する者が出なければ、無投票でまた
みんな、それでは納得できないはず。
誰か立候補するものはいないのか。
悪い
一番の友人と思われた
時に悪口と取れるような発言をしている。
ぼっちの
学級会を翌日に控えた日の朝、
五年三組はちょっとした
ネット上では、
隣の五年二組の
●先生は、
●一番の友人のはずの
●去年のクラスでボッチだった
●学級委員をしていた前期では、エアコンの導入や、
スマホ持ち込み許可を得た、など
●ひとりぼっちになってしまった
引き続きクラスのために
今や五年生でも、スマホを持っているものは多く、
クラスの
そして、クラスのインフルエンサーが、さらに
クラスの声「やっぱり、
クラスの声「
これからも信頼しているよ。」
クラスの声「実は、クラスのごく一部の
クラスの声「
また禁止にしようとしているんじゃないの。」
誰かがデマを流しているのよ。」
スマホをスワイプしていて、声が届かない。
いつのまにか、リアルでも、
リアルの声を聞くようになってきた。
学級委員の選挙は、
各班の班長は、六班の班長でもあった
かえって
選挙結果は素直に受け止めるべき。
小学生でも、民主主義の
でも
いじめはあったのか、なかったのか、は、まだ確認が取れていない。
次の学級会で、みんなの意見を集約することになった。
百条委員会のようなものだ。
選挙も、ネット上に
本当のことと、
今後の三組の
ニュース解説for kids ムーゴット @moogot
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