高架下の遺書

〇〇橋の下で男性が亡くなっているのが見つかった。警察の調べによると、その人は数日前から行方不明になっていた石巻光太郎という人らしい。僕が偶然橋の下を散歩してたら見つけた。怖かった。実際に人が亡くなっているのを見ると背筋が凍る。男の横には空の洗剤ボトルと大きめの石。その下に1枚の紙があった。その紙には沢山文字が書いてあった。その内容が不気味すぎてスマホで撮ってしまった。内容は、遺書と言うやつだった。もし良かったらみんなにもその遺書を見てもらいたい。

「まずは、ごめんなさい。きっと皆は自分のことを探しているでしょう。最期まで色んな人に迷惑かけてごめんなさい。こんな自分を許してください。生きていくということはとても苦しい。そう感じる日々が何日も続く。そう考えるだけで嫌気がさしました。今まで積み上げてきたものが崩れる感覚。それは非常に辛いものです。██████。こいつが全てを壊しました。██████は僕が週刊誌のネタを探している時に出会いました。もちろん危険ということはわかってました。でも、どうしても気になったんです。そして調べていくうちにどうやら██████の根元までたどり着いてしまったようです。██████は何をするか分かりません。██████について誰も触れないでください。それが最後の願いです。」

遺書の裏には絵が書いてありました。猿みたいな生き物の至る所に赤いバツ印がついたものです。石巻光太郎が触れたもの。それは恐ろしく、背筋が凍るほどの冷たい何かを持っている。そんな気がします。

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