第2話

夜中の1時56分、僕は今ドキドキしながら歩いていた。(どんな店なのかな?コンセプトがある系の店なのかな?)と考えているうちに目的地まだついていた。そこには、周りが暗いせいで眩しく感じるファミレスがあった。

(ここか...)

まだ人は来ていなそうな雰囲気であった。

店の前まで行くとある紙とペン、それと『』と書いてあるファイルに入った紙が置いてあり、ある紙には、あだ名、悩み事、と書いてある紙が結構な枚数置いてあった。

(とりあえず書くか...)とあまり乗り気ではないが、悩みを相談できるならと書くことにした。

あだ名は、ナオユキのユキをとって雪にした。悩み事には自分の表情が死んでいることを書いた。

僕は少し緊張したが、店のドアを開け、中に入っていった。中には数人が早くも腰掛けていて、外からはな程、月が光っていて、この店の雰囲気は好きな感じだ。

ウェイターの人が来るのかなと待っていたら、どこからか「一名様ですか?」と尋ねられた。

「え?」と聞き返すと、「下だよ下」

下を見ると、ぷるんとした丸い球体がエプロンをつけていた。見るに生意気そうなスライムだった、(うわ!スライム?!!)と驚いてたら、そのスライムに

「お前本当に表情死んでるな」と僕の悩みを知っている事にも驚きながらも、

「なんでそのことを?」と聞くと、

「店の前で紙書いただろ?あの紙が名札みたいになって胸についてるんだ。見てみろ」と自分の胸を見ると自分のさっき書いたあだ名と悩み事が書かれていた。(いつ名札にしたんだろう)と思っていたら、スライムが続けて、

「この店は店員が悩みを聞くんじゃなくて、この店にいる同士で相談する店なんだ。ほら、ちらほら座ってる客がいるだろ?客たちと一緒に座ってご飯を食べたり、相談したりする店なんだ。」

僕はてっきり店員が聞いてくれるのかと思っていたが、それよりも先に聞きたいことがあった。

「なんでスライムがいるんだ?」

そのスライムはあ〜説明してなかったわみたいな顔をして「この店はにある店の系列店なんだ」といい厨房に入っていった。僕は空いた口が塞がらないような塞がるような不思議な気持ちだった。


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真夜中を浴びたファミレス @halucabbage

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