重力膜

事後

エピローグ

２年後、ヘリの事故で死んだと思われていた隊員のものと思われる手帳だけが見つかった。

手帳に書かれていた記録からボイドと超波動関数がｙ軸に及ぼす影響が現実世界の物質の存在を自由自在、そして出来事を思いのままに時間軸として書き換えてしまうことが証明された。

ソラリスには知性を遥かに超えるものがあったのである。

結果的に人類の叡智を集結させた第八次重力膜調査隊はソラリスの突破と外側からの破壊に成功し、結果的に破天荒となった。

そして人類は今まで基礎としてきた物理学がまるで子供が書いた絵のような物だと気づいたのだ。

その手帳だが、最後まで読んだ者はすべて自殺しており、データベース化も途中までしか行われなかったんだとか。

波動関数やらボイドやらと書いているが、一切理解してないけどかっこよかったから書いただけ、今の自分だったらできないこと