2話
「さて、貴様らはこの学園の『特待生』だ!」
隠しルートという意味がわからない通知が来た。その後、ムチムチの女性教師とこれまたムチムチの男性教師がやってきて、俺の両手を持ってこの教室まで運んだ次第だ。
教壇にいるのはムチムチな女性教師。
教室には8人の生徒がいる。全員女性だ。
さっき倒れたあの子……名前は忘れた。女子生徒は教室の床に転がされていた。パンツが丸見えだ……。
とりあえず俺はその子のパンツの上に制服の上着をかけてあげる。
「いいか、この教室には男が一人しかいない。ふふっ、わかっている。みなまで言うな、貴様らはこの男子生徒、深夜清次郎を落とすんだ。それがこの学園の首席卒業条件だ! ここに集まっているお前らなら理由はわかるだろうな?」
(はぁ、なんだって私はこんなクラスの担任なんだ……。深夜がモテモテ? このクラスの女子全員が惚れてる? 確かにイケメンであるが、理解できん。このレポートも少しおかしい。自分がモテないと思っているだけで、超人気生徒であり、街の人から一目を置かれていて、暴走族を壊滅させたり、魔女に取り憑かれたのに惚れさせて助かった話は業界では伝説……)
「……自己評価最低の頭がおかしい男じゃないのか?」
「先生! 心の声が出てますよ! よくわからないけど、わかりました! 私達は深夜君と仲良くなればいいんですね!」
(このクズ女どもを蹴落とせばいいのね! ぐへへ、私のメンヘラスキルで深谷君はイチコロよ。……全員ブサイクだからライバルはいなそうね! ふふっ、私と深夜君は新宿のT横で出会った時から始まっているの――)
「あんっ、てめえのぶりっ子は気持ちわりいんだよ。はん、ギャル舐めんな」
(はうぅ……清次郎君、久しぶりすぎてちゃんと見れないよ……。あの時、私の初めてのハグを奪った人……。かわわ……)
「あの〜、流石に男の人が一人って少なすぎだと思います。委員長的には、あっ、失礼、ここではまだ委員長じゃなかったですね」
(深夜くん、腹筋、触りたい、好き)
俺はこの教室の見えない熱気に焼かれそうだった。
「ということだ。まあ色々説明するから深夜以外は出ていけ」
***
先生以外誰もいなくなった教室。
「私の名前はエリー。……木下エリーだ」
(ふっ、ここで私が落としてやるよ。このクソガキが特待生だと? 教頭の間違えだって証明してやるさ。大人の魅力を見せてやる)
名前をフルネームで言う時、何故か決め顔であった。そして、先生が黒板の横にあった妙なスイッチを押した。
瞬間、ガガガガガッという音と共に、教室の全ての出入り口と窓にシャッターが降りた。なんだ、この教室……というか、この学校は……。
「ええっと、俺は深夜清次郎です。よろしくおねがいします」
エリー先生が上着の白衣をジレジレと脱ぎ始めた。上着の下は、なんと下着姿であった。
ミニのスカートを片手で少し上げて……、妙なポーズを取る
「清次郎君……。あのね、私、淋しいんだ」
(どうよ、この上目遣い!! これで落とせなかった男はいないわよ!!)
自分の身体が妙な感じがする。
何か、すごい圧迫感というか、心臓がドキドキするというか……。
「何かいる」
「へっ?」
俺は邪魔な髪をかき上げて先生の身体を内側にいる存在を見つめる。
邪悪な気配がした。おそらくあれは男性の悪霊の類だろう。
先生はきっと男からの恨みが沢山あるんだろうな。
俺は右手を突き出した。
その手が先生のお腹を触れる――
「ああああぁぁぁぁぁっん……」
(なにこれ!! ああ……、懐かしい、あの学生時代……、青春……初恋の味……清純な頃の私、わたし、わたし!!! ああんっ……)
先生の身体が激しくバウンドする。それは悪霊が身体の中で暴れている雰囲気だ。きっと。
そして、エリー先生は倒れてしまった。
……またパンツ丸見えか。
「全く、この学園の女性は身だしなみを気にしないのか?」
『深谷清次郎君、レベル三に達しました。特別ルート(女教師編)の選択肢が増えました』
俺はスマホの通知を見てため息を吐いた。
「……解せぬ」
※息抜きで書いた短編です。
12歳で寝取られ脳破壊された俺は特殊な力をゲットして、学園でハーレムを築く事になる うさこ @usako09
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