風変わりなおとぎ話のような

何かの拍子で誰の身にも起こりうるような、少しほろ苦い出会いと別れのエピソード、それが語られていくうちにあらぬ方向へ進んでいきます。ホラーだけど風変わりなおとぎ話のようです。『黄色』がいくつかの作品で効果的につかわれていますが、この物語でも鮮やかな黄色がとても印象的でした。