1-1 「鷲獅子王と戦姫の殺し愛婚姻譚」
https://kakuyomu.jp/works/16818093080867930333
◯タイトル
鷲獅子王、の読みがスッとできなくて出だしから勝手につまずいてしまったが、これは普通に自分の知力不足。鳶や鷺と少し迷ったが、獅子が付くなら本編でグリフィンって読みがあるやつか。
それはさておき、殺し愛の言葉には惹かれるものがある。恋愛譚は進んで読む方ではないものの、憎悪と愛が混ざった強烈な感情には過去読んだ物語で強く心を揺さぶられた経験があるので、そういった期待が持てる。
◯あらすじ
鷲獅子は日本語読みでじゅじしで、グリフィンじゃなくてグリフォンだった…後者については作品で表記ゆれするものだが。
あらすじで一気に固有名詞を頭に入れようとしてだんだん読む気が低下してくる現象は自分の中でありがちだが、タイトル時点で一定の意欲は得られているのであまり苦はなかった。
ただ、王国内の権力まわりの話にはより設定を頭に入れないといけなさそうな予感がしたので、そこについていけるだろうかと不安はある。
◯最序盤
鷲獅子王についての説明から始まり、内容自体は重い空気だが読みにくいということもない。憎悪の塊のように出てきながら昔はそうでなかった事にすぐ言及がされ、短い間で人物としての解像度が上がってきたことで興味が湧いてくる。
◯1話
全く喋らない鷲獅子王だが心情の伝わる描写がされていて、この調子なら期待したものがありそうだと思える。ただ、あらすじで見た時には気にならなかった10年死闘が、ここで改めて見るととんでもなく長いことやってんな…と困惑。ロクに食わず休まず10年戦ったのではなく撤退と再戦を繰り返したのだろうとは思い直したが、戦闘シーン中に10年と聞いてそう勘違いしてしまった。しかし、戦闘シーンを切るのもテンポが悪くなるか。
◯3話まで
非常にキリのいい区切り。鷲獅子王が無口なのは分かっていたが、想像より筋金入りだった。同族は全滅していても王の字のイメージから似た種の配下がいるものかと思っていたが、これ多分ガチ1人だな…徹底して喋り慣れてなかっただけかもしれない。あともしかして、本当に10年戦い続けてた説あるかもしれない。
既に10年前の名乗りを覚えている重さを見せてくれているので、この先も意外な側面を見せてくれるんだろうという期待がある。どちらかというと日常の何気ない会話の方が見たい。もしかすると的はずれな推測も含んでいるかもしれないが、登場人物には好感が持てる。
企画でなければ、このまま続きを読んでいた。
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