5:永遠に重なる八重桜 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093087196390509/episodes/16818093088385368065


 生きてるなら、燃えてやれ!

 そんなフレーズが脳裏に蘇ってきますね。


 生涯を駆け抜けて燃え尽きたアイドル。しかしその焔は、間違いなく人々の心に受け継がれていたんですねぇ……。なんだか胸が熱くなります。

 108歳まで現役アイドルとして活動した大場輝太郎。彼の軌跡が新たな伝説を生み、そしてきっと千代田八重さんの軌跡も誰かの辿る道に変わるのでしょう……そう思うと、こう、オラわくわくすっぞ!という気持ちになりますよね。あと個人的に、快斗さんの「生涯支えてやる」は場合によってはプロポーズに見えてしまいますよね、筆者の脳がそういうのを受信しやすいだけなのかも知れませんが。


 アイドルというものの光を見たような気がしますね。ひとつ輝く大きな星、そしてその輝きに魅せられて自らもそこに並ばんとする新たな星々、それが繰り返されて、それらの軌跡を築けば、闇に星が満ちたりするのかも知れません。そうですね、いわばこの物語は、アイドルたちが、そして我々これをよむぼくやあなたがひとつの星座を繋いでいくまでの大きな軌跡の一部なのかも知れません。

 詩で暗闇を照らし、未だ見ぬ地図を描く……そうですね、どこかの国の国歌を思い出してしまいますね、なんとなく生きていくことを謳歌できるようになりそうな、今ここに生きている我々もいつかは何かの一部になれるのかも知れないという、希望というにはささやかだけれど何らかの、そうですね……言葉にすると難しいですが、一筋の光明のようなものを見出だせるような心地がしました。


 あとはマネージャーの後継者も生まれてくれたら、本当に永久機関出来ちゃうね!というコメントを添えて、『永遠に重なる八重桜』の感想とさせていただきます。

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