アマゾネスと物語の設定とキャラクターについて(他)
女王、どんだけ手紙を捨てては、拾ってるんだ!
この物語、総じて唐突な展開もあったと思います。
ざっくり言ってしまえば、異国の代替わり紛争に巻き込まれたスパイが、思わぬ形で安住の地を見つけて更に家や伴侶、土地ごと出世する話です。
立身出世を望みつつも、彼女たちに思い入れのあった主人公にとっては、これがハッピーエンドだったと私は勝手に思っています。
主人公、年齢は二十代前半の設定だったのに、後半やたら老け込み過ぎ。十数年後ならまだ三十代だろうに、すっかり余生を送るつもりです。(私が書いたんですけどね)
でも、主人公の故郷とアマゾーン国は、一つになって、家族にも会えるのです。
主人公が、旅先でご飯食べて帰る途中で出会った人と、新たな旅に出かけて滞在先で馴染んだという…要は適応力を見せた話でした(^_^)
もっと冒険させてあげたかった、とも思います。
すべて、私の拙筆ゆえの所業です。
(私は、好きなんですけどね…)
女王は自室に居ながら活躍します、山のような手紙読みながら自らも書きます。
あらゆる策を練り、命令して国を支え守っています。
ちなみに「恩寵」に出てくる、女王のモノローグ、
は、毛並みの違う犬に例えるつもりでしたが、アマゾーン女王の伴侶たちに籠の中の鳥のイメージがあったので造語しました。
アマゾネスの文化については、書きたいことが他にもたくさんあったのですが、文字数の関係でやむなく割愛しました。
いつか、別の話で書いてみたいと思います。
そもそも、アマゾネスとは何ぞやという話ですが、神話や歴史の話は置いといて、ここでは、一応人間だけれど、周りとは異なる文化を持つ、特殊な種族という設定にしました。
彼女達が、強靱な体力で建築などの労働をこなすのも、高い戦闘力(本編では、あまり出てきませんでしたが)で戦うのも、あとリアリティの問題も、異種族設定で、大体の説明は付くと。
オリジナルの種族を作って説明するより、アマゾネスの名前を使う方が、イメージして貰いやすいという狙いもありました。
なので、武装した戦闘狩猟騎馬民族のような一般的なイメージではない、バリエーションに富んだアマゾネスも、これから登場させたいと密かに目論んでいるのです。
更に、その世界で生きる男性達の暮らしや、周辺の国々の歴史や文化にも触れたいと思っています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
「庇護する女たち」のあとがきと批評解説 始祖鳥 @shisotyou
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