第2話 器の元の魂

『あぁ。すまん。少し取り乱してしまったな。俺は__』

『お前がこの体に入らなかった世界線の”ライア”だ。』

「…そのライアさんがどうしてこの体に?」

『俺の世界線では、俺以外の全員が死んだ。』

『そして、俺自身も魔王に殺された。』

『だが、死んだときにあの神が、「過去に魂を送ることで、過去を変えられる。」と言ったから承諾した。はずだったんだけどな!?』

『まじで何なんだよあの駄目神は!!』

「なんかごめん。」

『いや、お前が謝ることじゃない。悪いのはすべてあの駄目神だ。』

『そういや、お前のことを俺はなんて呼べば良いんだ?』

「う〜ん…なら、俺がライアと名乗る。だからあんたのことを未来から来たからなんてどうだ?」

『…良いかもな、それ。そうしよう。俺はミライア。そしてお前はライアだな。』

『っと、それよりも本来の目的のことを忘れていたな。』

『ライア。お前はまずレベルを20まで上げろ。』

「何でだ?」

『レベル20になると自分のと会話…というか契約だな。ができるようになる。』

『まぁライアの守護神はあの駄目神こと時の神なんだがな。』

「えっ」

『そりゃそうだろ?この俺、ミライアだって守護神が時の神だったんだ。変わるはずがないだろ?』

「うっ何も反論できない!」

『まぁレベル上げの話に戻るんだが、レベル上げするときは極力アルスを連れて行くこと、お前の使う武器は基本短剣であること。これぐらいだな。』

「アルスを連れて行くことは良いんだが、何で俺は短剣何だ?」

が使いやすいんだよ。他の武器にも応用が効くぐらいには。』

「武器スキルって何?」

『…まさかそれすらも説明されてないのか!?』

「はい。何にもわからないです。」

『何だあの駄目神。…武器スキルってのはな?』

『武具レベル10ごとにもらえるスキルで、例えば…短剣レベル10でもらえる残像ブリンク。』

『これはまぁ…うーん瞬間移動みたいなもんだ。という感じで最初の10レベのスキルは、強化系のスキルだ。』

『それ以降のスキルは攻撃スキルだ。』

『攻撃スキルについては覚えたら教える。』

『それと…_____に気をつけろ。』

「え?なんて言ったの?」

『だから_____に気をつ____』

『あっ!?もし___時間制_____』

『明日も__に来__!!』

______________________________________

「…朝か。」

「ミライアさんは結局最後に何を言いたかったんだ?」

「取り敢えずアルス連れてダンジョンに行くか。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あとがき


何でこんなに設定の説明に話数使ってるんでしょうね。因みに次回も説明がメインになると思います。ミライアさんのいた世界線の設定は何一つ決まっておりません。

月に一度出たら良い方って言葉撤回しときます。週に一度でお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生したと思ったら幼馴染が「勇者」だったんだが? 翡翠 @karucom

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ